TBSラジオ Podcast番組「ベビーのいる生活~迷える子育て応援Podcast~」毎週月曜午前10時配信!
8/7(月)配信後記
「ベビーのいる生活~迷える子育て応援Podcast~」今回は、赤ちゃんが産まれた家庭での上のお子さんのお話。「赤ちゃん返り」なんて言葉もよく聞きますが、実際どうなのでしょうか?
もも:今11ヶ月の女の子が産まれるときに、上のお姉ちゃんも立ち合いで出産できたんです。
川島:そこを経て、今はどうなんでしょうか?
もも:基本はかわいいみたいです。まだ姉妹っていう感覚はわかってないのかな、すごく仲のいいお友達と思っていて。下の子のことを「友達だから世話してあげてるの」って。ですけど自分のおもちゃが取られたとかすると、ドーンって押してみたりとか、蹴ってみたりとか、優しめではあるんですけどちょっと抵抗しています。
川島:ももさんが工夫したこととか、何か取り組まれたことってあるんでしょうか?
もも:お姉ちゃんとはいえ、まだ5歳なので。やっぱりお母さんの愛情もまだまだ欲しいだろうから、おっぱい以外は、夫に赤ちゃんを預けて、長女をハグハグしたり。あとは…下の子がやっぱり可愛くなっちゃって。
川島:自分にも、ちょっと変化があったなっていうのを感じてらっしゃるんですね。
もも:あんまり言っちゃいけないのかな…って思うんですけど、上の子がかわいくないわけじゃないんですけど、やっぱり赤ちゃんがかわいくて。私が守らなきゃって思うのか。多分ホルモンのせいだと思うんですが。下の子が生まれる4歳までは、本当に毎日「かわいいかわいい」「大好き」って、考えなくても言えてたものが、やっぱり赤ちゃんの方に気持ちがいっちゃって。上の子がなんか大きいし、生意気言ってるし、イライラっていうときがあって。最近は、1年ぐらい経ったので落ち着いてきてるんですけど、半年ぐらいまではもう本当にちょっと可愛くない…って思っちゃったりとかして。すごいそれも悩んだんですけど、ホルモンのせいにして、時間が過ぎるのを待とうと思って。そういうときは意識的にかわいいねとか大好きだよって言おうと努力してました。
川島:みかんさん、その話聞きながらすごくうなずいてらっしゃいますけれども。
みかん:2番目が生まれるときは、上の子にとっては初めての妹ができるから、本とかインターネットでも赤ちゃん返りが…っていう情報がたくさんあったんで、すごく構えて赤ちゃんを迎え入れたんです。でも長男的には、次が女の子だったっていうのもあって、そんなに反発はなかった。もしそれが同性の男の子だったら…あったのかなと思うんですけど、下が女の子だったからっていうのもあって「かわいいかわいい」で。もちろん今まで、ストローマグで飲んでた牛乳を急に哺乳瓶で飲みだすとか。寝てる隣で私が赤ちゃんを抱っこすると、一緒に抱っこをせがんできたりっていうのはあるんですけど、予想してたよりは赤ちゃん返りはなくて。でも、2番目の女の子が、3番目の女の子が産まれたときが、やっぱりありました。
ママが取られたっていうのもあって。赤ちゃんを抱っこしてると、抱っこ紐を引っ張って「私が抱っこして欲しいの!」って言ったりとか。それこそまた、哺乳瓶で飲んだりとか、3番目が使ってるおしゃぶりをなめてベビーベッドで寝たりとか。
川島:そのときの対策っていうのはどうされたんですか
みかん:赤ちゃんはパパかばあばに抱っこしてもらって、長女を一番先に抱っこして、落ち着くまでもおんぶにだっこ。赤ちゃんが抱っこ紐で抱っこされてるので、「自分も!」って言って、同じ抱っこ紐で、家の中をゆらゆら歩いて、落ち着いたら下ろして。赤ちゃんに戻りたいのと、お姉さんになりたいっていうのが両方あるみたいで、「私は赤ちゃんなの!!」と言ってる日もあれば、「私お姉さんだからね!」っていうときもある。
川島:出産されて退院して、家に帰るっていうときから意識的に行動されていたんですね。
みかん:助産師さんに言われた言葉があるんですけど、お兄ちゃん的には、ママの気持ちに置き換えると、「旦那さんが愛人を連れてきて、一緒にこれから住むよ!」って言われたときと同じ気持ちをお兄ちゃん持つのよって言って。助産師さん!!わかりやすい!!それは嫌だ!って思って。だからお兄ちゃんのことを、「世界で一番大好きだから」ってすごいハグしたりとか。それを言うと安心していました。
すだち:わかりやすいですね!そう考えると本当にちゃんと伝えないとって思います。
川島:すだちさんはどうですか?
すだち:うちは男の子2人ですが、上の子は赤ちゃんになりたいと。下の子のベビーベッドに寝て、赤ちゃんの帽子をかぶって、抱っこして!みたいな感じで。同じように赤ちゃんみたいに接してあげるとすごい満足そうにしてます。今でもやってます。
川島:上の子は意思疎通もできるし考えもあるから、「大好きだよ」「愛してるよ」って、しっかりと、あえて言葉にするのが大きそうですね。これやると上のお子さん安心したなとかスムーズにいったよとか、何か方法ってあるんでしょうか?
みかん:やっぱり抱っこですかね。体と体をギュッてすると、上の5歳もちょっと照れる年で。「やめてよ!」とか言うんですけど、でもギュッて抱っこしたり、膝に乗せて一緒にお風呂入ったりとか。スキンシップを体と体が触れ合うようにしてますね。
もも:前に一度、ベビーマッサージに行ったことがあって。体の前面・胸の辺りが20秒ぐらい触れ合ってると安心感みたいなホルモンが出てくるって教わって。だから抱っことか、あとはマッサージも、赤ちゃんだけじゃなくてお姉ちゃんにも。お風呂上がりで下着姿のときにクリームを塗るのと一緒に、足とをマッサージしてあげるとすごい喜ぶんですよね。歌いながらキュッキュッてやったり、下から足をギュッギュッギュッてやったりとか。あとなんか、おにぎりの歌があって、長女のお腹のところに「今日は、具材何する?」って聞いて「シャケ!」っていったら、「シャケをのせます!」とか言って、手足をギュっと持ってきて、具材を包むようなイメージでギュッギュッギュッってハグするとすごく喜びます。
川島:すごい楽しそう!
すだち:うちは、お風呂は元々ずっとパパと入るのが決まりだったんですけど、下の子が産まれてからは、上の子に「ママと入りたい」って言われて。今は大体一緒に入ってるんですけど、お風呂で2人だけの時間。なるべく長く入って一緒に遊ぶみたいな。下の子はパパに見てもらって、2人で遊ぶ時間をとっています。

川島:でも本当に上の子にそんなきつく言う必要ないのにすごくきついこと言っちゃったってこと、私は結構あるんですよね。後になってごめんなさいっていう気持ちになることもあります。
もも:言葉が通じるから「ちょっと待って」とか、指示しちゃったり怒っちゃったり。気づいたときに「ごめんね、お母さんこういう気持ちでこうやって言っちゃったけど」って説明をまずして、ごめんなさいって言葉を伝えようと気をつけてます。
すだち:うちもやっぱり…ちょっとイライラして、ご飯残してるときとか、言うことを聞いてくれないときに怒っちゃうことがあるんですけど、とにかく謝って、さっきはごめん!っていうことを言って抱きしめて。逆効果ですよね、怒っちゃったりすると、余計向こうも「違う!」とか、何か投げてきたりとか。本当にうまくいかない…。
川島:良かった…。