TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
9月12日(火)放送後記
以前の火曜日の放送で、「あなたの快眠テクニックを教えて下さい」というテーマで募集したところ、こんなメッセージがありました。
茨城県古河市・26歳・男性・ラジオネーム:ぽんぽこシロクマさん。
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私の快眠テクニックですが、ボーディング・ミュージックを聴くことです。
ボーディング・ミュージックとは飛行機に搭乗する際に流れる音楽のことです。
私は、中東の空港のボーディング・ミュージックを使っているのですが、
中東の空気感を思い起こさせる曲調が、いわゆるチルさを催してくれます。
眠れない日にこれをかけると、勝率100%!!
皆さんも一度お試しあれ♪
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ボーディング・ミュージックという言葉、ご存じでしたか?
ボーディング(boarding)は「搭乗」という意味で、飛行機の搭乗時に流れる音楽のことなんです。実はこれ、各航空会社によって違っていて、わざわざアーティストに作ってもらう会社もあるんです。ほかに、目的地の到着時や機内のBGMを指す場合もあります。
ぽんぽこシロクマさんは睡眠導入のために聴くということで、睡眠時に音楽を聴くとよい、という説もありますし、ボーディング・ミュージックが快眠法として良いのではないか?という仮説のもと、火曜班で試してみました。
ちなみに、実は杉山アナも、JALのボーディング・ミュージックが好きすぎて、飛行機着陸後は音楽を長めに聴くために最後にゆっくり降りるとか。
まずは、どんな音楽なのか。今回は、音源を手に入れることができた、日本の航空会社のボーディング・ミュージックを聴いてみました。 みなさんも睡眠導入用に使えるかどうか、そして、「これから空の旅に行くぞ!」というあの高揚感をイメージしながら、ぜひradikoで聴いてみて下さい。
(放送日の9/12から1週間聴くことができます)
「JAL・日本航空」
デイヴィッド・フォスターの「I Will Be There With You」という曲のインストバージョン。
「ANA・全日本空輸」
こちら、葉加瀬太郎「Another Sky」。
2002年に創立50周年を記念し、ヴァイオリニスト葉加瀬太郎さんにANAグループのイメージ曲として作曲してもらったものだそう。途中から、かなり聞き覚えのあるメロディになります。
「スターフライヤー」
こちら、PAX JAPONICA GROOVEというアーティストの「Breakthrough The Sky」という曲。2020年から使用されているもので、スターフライヤーのボーディング・ミュージックはこれ以前も、PAX JAPONICA GROOVEが担当しています。おなじく、PAX JAPONICA GROOVEの2016年ごろに使われていた「Serenity」という曲が、より睡眠によさそうです。
「スカイマーク」
こちら、ピアニストの川上ミネさんの「SKY BLUE」という曲。2016年にスカイマークのオリジナル曲として書き下ろしされたそうです。スカイマークの当時のリリースによると、「飛行機に搭乗したその瞬間から始まる旅のワクワクするような心、到着地で待つ人との再会や、懐かしい故郷や我が家、自然に帰る喜びなど、沢山の想いを乗せて飛ぶ飛行機の外に広がる青空を表現した。」とのこと。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
今回は“検証”ということで、この5曲を睡眠時に火曜班5人が聴いてみました。どの曲が寝やすかったか、投票してもらったところ・・・
1位は、スカイマークで4票!川上ミネさんの「SKY BLUE」という曲。
2位は、JALで1票。
デイヴィッド・フォスターの「I Will Be There With You」でした。
「睡眠用より朝とか昼寝から起きたときに良い曲が多いかも!」(ジェーン・スー)
今日ご紹介したボーディング・ミュージックは、各種音楽サブスクなどで聴くことができます。
睡眠に使いづらくても、空の旅気分を味わうことができるかと思います。
気になった曲があったら、あなたのプレイリストに入れてみて下さい!
また今後、飛行機に乗る際はボーディング・ミュージック、注目してみてください!