TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

9月19日(火)放送後記

生活の知恵を授かるコーナー「スーさん、コレいいよ!」。
ゲストは、料理家で栄養士の小田真規子さん でした。

料理をより美味しく食べる実験レシピ
料理研究家ということもあって、料理をより美味しく食べられる方法を日々、研究している中、小田さんが食べ比べた「実験レシピ」をいくつか紹介してくださいました!

①『かまぼこは、「生なら2cm」「焼くなら1cm」に切ると美味しい!』

かまぼこは「板わさ」として食べても、油で焼いても美味しい。
どう食べたって美味しいのはわかっているけど、その中でも「もっとおいしい」食べ方があるのではないか、そう考え、切る幅を変えて「ベストな食感」を突き詰めてみました。

「0.5cm」「1cm」「2cm」「3cm」の4種類を用意して食べ比べ。

→生の場合、1cmの方は「正しいかまぼこ」ではあるけど、もう1パンチ欲しい。一方3cmだと厚み、というか立体。ということで「2cm」

続いて、かまぼこを焼く場合。
3cmは焼いても立体。2cmは焼く意味があまり感じられない。0.5cmは歯触りが物足りない。対して1cmは香ばしさがしっかりあり、「焼いたおいしさを味わえた。」

唐揚げは小麦粉+片栗粉で揚げる!【料理をより美味しく食べる実...の画像はこちら >>
唐揚げは小麦粉+片栗粉で揚げる!【料理をより美味しく食べる実験レシピ】

②『冷めても美味しい唐揚げを作るには、小麦粉と片栗粉を使う』

鶏もも肉を使った唐揚げで粉を変えて実験。
「小麦粉のみ」「片栗粉のみ」「先に小麦粉をつけて、後に片栗粉」「先に片栗粉をつけて、後に小麦粉」の4種類で揚げてから20分後に食べ比べてみました。

その結果、小麦粉と片栗粉=2つの粉を使うと冷めても衣がカリカリの唐揚げが作れたんです。

肉がやわらかく、皮がカリッとしている。
小麦粉は水分を抱き込む性質があるため、鶏肉をジューシーにしてくれる。

一方、片栗粉は水分を離す性質があるため仕上がりはカリッとし油切れもよくなる。

唐揚げは小麦粉+片栗粉で揚げる!【料理をより美味しく食べる実験レシピ】

③『あじのなめろうは20回たたきがおいしい!』

唐揚げは小麦粉+片栗粉で揚げる!【料理をより美味しく食べる実験レシピ】

あじのなめろう、何回たたけばゴールなのか実験!あじの刺身、長ねぎ、みょうが、しょうが、みそ、白ごまで作りました。

比べたのは「粗みじん」「20回たたき」「50回たたき」「100回たたき」
(スタジオでも、100回はなめらかすぎ、なんて話にも)

20回たたきは、あじのまわりにややとろみがあり「なめろう」感が出ていた。でも「魚を食べている」という噛みごたえもありました。

小田さんからお知らせ
小田さんの本「23時のおつまみ研究所」がポプラ社から1430円で発売中!
今回紹介した内容ももっと詳しく書かれていますので、ぜひチェックしてみてください!

小田真規子さん
◎女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、ご自身のキッチンスタジオ「スタジオナッツ」を設立。
◎著書も多数出版されていて、『料理のきほん練習帳』は、シリーズ60万部に迫り、料理レシピ本大賞in Japan 2014入賞をはたすロングセラーに。
◎誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしいレシピの開発を心がけていらっしゃいます。
◎過去に番組では、「夏に美味しい鍋」を教えていただきました!

唐揚げは小麦粉+片栗粉で揚げる!【料理をより美味しく食べる実験レシピ】
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