TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!

今月のゲストは、潮田玲子さん。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で、東京湾を眺めながら、お話伺いました。

ついに最高の親孝行を!『母が乙女みたいな顔になって』

潮田さんの直近のプライベートニュースというと、『先日、小田和正さんにお会いしたこと』。 実は、潮田さんのお母様は、小田和正さんの大ファン!以前より、潮田さんも一緒にライブに通っていたのだとか。

潮田「大人になって、久しぶりに母さんと小田さんのライブにいった時に、小田さんご本人にご挨拶出来るタイミングがあったんですよ。その時に、母が泣いていて...!小田さんが本当に優しく声かけてくれて、乙女みたいな顔になって…。それを見て、『すごい親孝行をした』と実感しました(笑)」

要「めちゃくちゃ親孝行しましたよ!」

近藤「お母様とはよくお出かけされるんですか?」

潮田「そうですね。現役時代は、一緒にいる時間は少なかったですけど、唯一弱音が吐ける場所が母だったので、よく海外からも電話してました。引退して子供を持って、母のサポートはありがたく受けて、よくお出かけしています!」

今では、子供をもつ母親として、子育てについて相談することも。

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』...の画像はこちら >>

オリンピック選手を育てた母から教わる、子育て術!

中でも、”オリンピック選手を育てた親” という観点で、子育てで大切にしていたことを聞いたことがあるそうで…。

潮田「参考になるか分からないですけど…(笑)母が言ったのは、『野放し』なんですよ!でも、確かに自宅でバドミントンの話をすることって殆ど無かったし、両親に送り迎えや試合も見てもらってましたけど、結果とかで何か言われることもなかったんですよ。そもそも、親が口出しするというのが、クラブのルールでNGだったみたいで、ただ暖かく見守ってくれていました。でもそれって1番難しいですよね?!」

要「難しい!だって、勉強しなさいって言わないと、本当に勉強しないじゃないですか!(笑)」

潮田「そうなんですよ!(笑)手綱をこうしたいですよね。でも両親は、要所要所で背中を押してくれたり、支えてくれたなぁって。今は自分の子供たちと、おばあちゃんとして関わってくれるんですけど、たまに私の発言で、怒られたりします。『今の言い方はプレッシャーになるし、そういう声かけはダメだ』って」

要「何?例えば?」

近藤「パパ!気になっている(笑)」

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』

潮田「私がよく言ってしまうのは、『そういう態度は、ママ嫌いだな』とか。

それは、私に怒られるから子供が行動を変えるっていう、根本的な解決にはなっていないんですよね。それを続けると、お母さんの顔色を伺う子供になるよって。例えば、お行儀よくご飯が食べられないなら『大人になった時に恥ずかしい思いをするのはアナタだよ』とか。だからよく、声かけ、問題解決の視点が違うって言われるんです。」

要「口癖のように『ダメ』って言っちゃうこともあって…。ちゃんと理由も伝えないとなんですよね。難しい」

潮田「え?要さんってお子さんに怒りますか?」

要「めちゃくちゃ怒ります(笑)僕がスポーツもやってきて、厳しい時代で育ったから、それをそのままやってしまう自分がいて…。ダメなんだとはわかっているんですけど。」

潮田「今ってスポーツをやっていても怒ってくれないんですよ。本気で怒ってくれるのって親しか居ないから、しっかりダメなものはダメって言わないといけないし、その指導と子育ての難しさは、時代もあって難しいですよね」

要「もちろん時代とともに、指導も進化はしていかなきゃ行けないけど、理不尽に怒る先生も必要だった、とも思うし。…えっと、何の話をしてたんでしたっけ?(笑)」

近藤「直近のプライベートニュース…(笑)」

潮田「あはは(笑)深い話しちゃいましたね(笑)」

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』

息子の成長を感じた、衝撃の瞬間…

2人のお子さんを育てる潮田さん。最近、8歳の息子さんは、小学生になった昨年から地域のちびっ子相撲に参加しています。最初は泣きながら参加したものの、いきなり優勝!2年生になった今年は自らエントリーをし、自宅でも練習の日々を過ごしているとか。

潮田「最初、パパと練習していたんですけど勝てないで、旦那が『ママとやってみなよ』とか言うんですよ。仕事終わりで疲れていたんですけど、息子と相撲とったんです。

そしたら、足をバーンと取られてひっくり返されちゃったんですよ!気がついたら頭が床にあって、天井見上げている状態で…。その時に、息子の強さと、痛みと、周りのシーンとしている空気感もあって…びっくりしちゃいました(笑)」

近藤「ちなみに、その練習の成果は?」

潮田「貫禄の連覇を果たしていました(笑)我が家では、”横綱”って息子を呼んでいます。」

要「将来が楽しみですね!」

娘さんは、6歳!好奇心旺盛で、さまざまなスポーツに挑戦する日々。そのうち何か1つ、打ち込める好きなものを見つけて欲しい、と潮田さんは母親として、あたたかく支えているそうです。

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』

『ずっと社会貢献がしたかったので、これだ!と思えました。』

先月末に40歳になった、潮田さん。社会貢献をしたいという気持ちが生まれたことから、2021年からは、一般社団法人Woman's ways を立ち上げ、女性アスリート達に寄り添う活動を続けています。

潮田「女性って生理がありますし、そういう身体の変化についてのことに、正しい知識を持って欲しいと思います。ちょっと最近は、大学院などでメンタルや身体について、学びたいと思うようになってきました。どうしても、気合と根性ではホルモンには勝てなくて…もっとストレス無く、メンタルとも身体とも付き合える方法はないのかな、と。すぐには難しいかもしれないですけど、40代では勉強をして、活動に繋げたいと思っています。」

近藤「団体を立ち上げたきっかけは何だったんですか?」

潮田「あるインタビューを受けた時に、現役中の生理がテーマだったんです。今思えば不思議なんですけど、大きな大会にコンディションを合わせて努力してきたはずなのに、生理のことって無視していたんですよ。我慢が当たり前なので。

だけど、引退して10年経って、今のアスリートたちはどうかなって見たら、殆ど変わっていなくて。それっておかしいですよね?そもそも、そういう事を学べる場が無いので、だったら自分の経験を伝えて、先生方に教えてもらえる場所を作りたい、と。社会貢献はずっとしたかったので、これだ!と思えました。今では、杉山愛さんや狩野舞子ちゃん、中川真依さんと立ち上げて、みんなで問題に取り組んでいます。」

団体立ち上げから、およそ2年。今では、競技の枠を超えてセミナーを開催したり、企業や大学でも講演を行ったりしているそう。

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』

最後に、『人生の要になっていること』を伺いました。

潮田「悩んだんですけど、やっぱり『アスリート魂』かな、と思います!負けず嫌いもありますし、ポジティブ、前向きに、っていうのは、現役生活の時に培った精神で、それが今の自分にすごく役立っていると思うことがあるので。負けず嫌いって、人に対してというよりも、自分の中でそうで…。ちょっと逃げそうになった時に、これで逃げて良いのか、とか(笑)」

潮田さんに4週にわたってお話伺いました。ありがとうございました!

潮田玲子さん『オリンピック選手を育てた母に聞く、子育て術!』

OA楽曲
One Of Your Girls / Troye Sivan

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