昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、俳優の鈴木保奈美さん!
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
今週は、さらに鈴木保奈美さんを掘り下げていきます!
気になる!東京ラブストーリーの思い出
鈴木保奈美さん、これまでたくさんの作品に出演されていますが、、、
中でも1991年に大ヒットしたドラマ『東京ラブストーリー』は外せません!
要:ちょっと世間の声を代表させていただいて、、、『東京ラブストーリー』これどうですか?すごいブーム起きてるじゃん!っていうのは、感じていましたか?
鈴木:当時、そうですね~何話か放送してから、撮影スタッフさんとか周りの人に言われて、、、今ほどSNSとかが無いから、そこまで出演者たちは…
要:だって、ドラマはじまったら街からOLが消えたって!
近藤:当時はみんなお洋服とかも真似をしたって、、、

鈴木:今言われたりしますね!現場で会うスタッフさんとかに『あの頃同じような髪型にしてました~!』みたいに言ってくださる方もいて!(笑)
要:当時の撮影スケジュールは大変だったんじゃないですか?
鈴木:そうですね(笑)働き方改革以前ですので、もう明け方まで撮影とかもありましたし、、、1月スタートだったので冬の番組なんですけど、あの人たち絶対会社が終わった後に夜外で会うわけさ!
要:あの人たち(笑)
鈴木:公園とかで待ち合わせするから!いや~寒いからどっかお店に入りません?とか思うんですけど(笑)なんか外で会って深刻な話をするんですよね、、、毎日寒かったです(笑)
要:いわゆる若者たちの群像劇でしたけれど、現場では役者さん同士で意見を交わしたりとかはありましたか?
鈴木:みんな同世代で、スタッフの皆さんも本当に若くて、とても楽しかったですね。 なんか大学生のサークル活動みたいな感じで(笑)体力的には大変でしたけれども、やってるうちに終わったみたいな感じでした!

『女優さんだったら、全部できる!』
続いて、鈴木保奈美さん、そもそも俳優になりたい!と考えたきっかけはどのようなものだったのか、、、伺いました!
鈴木:小さい時から、テレビドラマを見るのが好きで楽しそうだなと思ってて。あといろんな職業に憧れがあって!先生のドラマ見ると先生になりたいしお花屋さんのドラマ見たお花屋さんになりたいし、、女優さんって全部やれるんだなと思って(笑)
要:そこからどうやって俳優の道へ…?
鈴木:ホリプロタレントスカウトキャラバンで。当時割と何もないところから、この世界に挑戦するのに割とオーディションっていうのが流行ってたんですよね。 私が10代の頃は一般の子が割と気軽に応募できるいろんなオーディションがあって。
要:そこにご自分で応募されて?
鈴木:そうですね!
要:そこから一気にスターダムという感じですか?
鈴木:いやいや実は、私は最初から華々しいデビューが約束されていたわけではないので。
要:え!!
鈴木:優勝じゃなくて、君は特別賞だからねって言われてとりあえずねって言われて。だから最初は、色々なCMやドラマのオーディション受けてという感じでしたね。

子育て経験で変化した意識とは?
鈴木さんこれまでを紐解くと、ひたすらお仕事をした20代、ひたすら子育てをした30代。。。
この期間、まだ俳優業については、どのように考えていたのでしょうか、、、
鈴木:もう本当に子育て目の前のことで精いっぱいだったので、全然そんな余裕はなかったんですね。ただ、子供を寝かしつけて、夜TVドラマを見るのがとても楽しみで!
要:うんうん
鈴木:その時に、、、テレビドラマって、こんなに子育てでてんてこ舞いの主婦の、1日の楽しみになるんだ!こんな素晴らしいものなんだ!って改めてそのときに思って。
近藤:その30代を経験してから、今演じると、結構思いも変わってきますか?
鈴木:そうですね。見ていただくお客さんのことを、より意識するようにはなりました。私達の仕事って、畑でお米とか野菜とか作れるわけじゃないし、人の命を何か助けられるわけでもないし…。ですけど、一人の人の、心が疲れてるほんの一時間でもちょっと緩ませることができるのかなと。それだけできたらいいなという気持ちでやってますね。

(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)