日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、かんぽ生命ラジオ体操推進担当の五日市祐子さんです。
かんぽ生命とラジオ体操の関係とは?
ラジオ体操の起源は、1928年、かんぽ生命の前身の逓信省=現在の総務省の簡易保険局が、国民の健康増進のために制定した「国民保健体操」。ということで、かんぽ生命が「ラジオ体操」の生みの親ということになります。
正しいラジオ体操とは
ラジオ体操は学校の体育の授業などでも実施されているところもあって、知っている方が多いと思います。
そんなラジオ体操の健康効果ですが、ラジオ体操を3年以上、週5日以上実践している55歳以上の男女合わせて543名に調査した研究によると、「体内年齢」、「血管年齢」、「呼吸機能(肺年齢)」、「骨密度」など、健康状態を示す数値が良好であることが明らかになっています。
ただ、それぞれの運動には目的とポイントがあって、しっかりできていないとせっかく体操をしても、運動の効果が薄れることも。そこで、今回は「意外と知られていない、正しいラジオ体操」をお伝えいただきました!

【運動のポイント】
1番 伸びの運動
ねらい目的 背すじを伸ばして良い姿勢をつくる。
脚は揃えてつま先を少し開いて立つ。手先は軽く握って腕を上げる。
腕は上に、脚は下に、上下互いに引っ張り合うことで背すじが良く伸びる。
2番 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
ねらい目的 血行促進。
腕は力まずに軽く横に振って肩周辺の血行を促進しほぐす。
脚は元気に、かかとを上下しながら膝の屈伸をし血行を促進。
5番 体を横に曲げる運動
ねらい目的 背骨を柔軟に保つ。身体の横を伸ばす。
下の手は脚に沿うように伸ばし、上の手は身体を引っ張りながら真横に曲げる。前かがみにならないように。
下半身を固定し、首の力は抜いて背骨が横にしなるように曲げる。
7番 体をねじる運動
ねらい目的 腰回りの筋肉をほぐす。背骨を柔軟に保つ。
下半身を固定しウエストを中心にねじる。
腕の重さを利用しながら毎回後ろを見るようにねじって首も一緒にねじる。

五日市祐子さん
五日市さんは、岩手県出身。
2011年に、東京女子体育大学を卒業され2011年から2020年までのおよそ9年間、NHKの「テレビ体操みんなの体操」で実技者としてご出演されていました。
現在は、かんぽ生命コーポレートコミュニケーション部のラジオ体操推進担当として勤務されています。まさにラジオ体操のプロです!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)