日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。



ゲストは、革新的な冷凍ポテトを生産している企業、ラムウェストンジャパン社長の梅原真一さん!ラムウェストンジャパンは、”冷食オッケー!”でおなじみ、冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんイチオシメーカーです。

ラムウェストンジャパンとは
アメリカ・アイダホ州に本社がある冷凍フライドポテトのメーカーで、創業から今年で75年。今では世界100か国以上のレストランやスーパーなどに冷凍ポテトを届けています。ラムウェストンジャパンは、その日本法人。日本でも50年以上前からビジネスをしていて、業務用がメインなので、あまり一般には名前が知られていないかもしれませんが、レストランなどで広く使って頂いているいわば“プロが選ぶポテト”のメーカー。外食チェーンでも多く使われているそうで、みなさん、気づかずに召し上がっているかもしれません。


冷凍食品業界におけるフライドポテトの歴史
フライドポテトは、もともとはアメリカの食文化として人気がありましたが、冷凍技術の進化と一緒に世界中に広がっていきました。冷凍フライドポテトが本格的に使われはじめたのは、だいたい1950年代くらい。外食産業がどんどん発展していく中で、「ポテトをその場で切って揚げるのは大変!」ってことで、あらかじめカットや、下ごしらえされた冷凍ポテトがすごく便利で注目されるようになりました。アメリカではファストフードのブームと一緒に冷凍ポテトもどんどん広まって、そこからヨーロッパやアジアにも広がっていきました。


サクサク感を持続させる革命的コーティング技術
冷凍ポテト業界の大きな進化が「コーティング技術」ポテトスターチという粉をポテト表面に塗ることで、揚げた後もサクサク感が長持ちするという。「普通のステルスコーティングのフライで15分、それ以上のバッター(衣)のついたポテトは設計上30分ぐらい持つポテトも開発しています」(梅原さん)

スタジオでは、2時間前に揚げたポテトを試食してみましたが・・・・
スー&近藤:2時間前なのにカリカリ音がしてとても美味しい!

家庭でもできる!プロ級ポテトの作り方
冷凍食品を買う際に「米粉」の表記をチェックするのがおすすめ!パッケージの裏面の原材料のところで、米粉と書かれていれば、サクサク感が期待できるそう。

家庭でポテトを揚げる際にも、米粉をまぶしてから揚げると、食感は非常に増します。(梅原さん)

多様化するポテトの形状とトレンド
ラムウェスト社が提供するポテットは形状も多彩。放送では、「シューストリングス」「ウェッジカット」「クリスカット」「ツイスターフライ」「テーターパフ」「スターズポテト」など10種類以上を紹介しました。

最近のトレンドとしては「ローデッドフライ」が人気。お店にとっても通常メニューで使っているお野菜やミートソースをポテトにトッピングすることで、メニューの単価アップやお客さんのバリューアップにつながるそう。

国産ポテトも頑張っている!
冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんのおすすめは、
カルビーポテトの「北海道厚切りポテチカット」と「北海道シュウストポテト」
カルビーはポテトチップスの会社というイメージがありますが、冷凍ポテトも数年前から一生懸命作っています。現在10億円の売上で、新工場も建設中。将来100億円を目指す勢いに乗っている冷凍ポテトメーカー!

カリカリが30分も続く!?冷凍フライドポテトの革命的技術とは...の画像はこちら >>

スー&近藤:お芋の味がしっかりしている。ホクホクだ。甘い!

ぜひ、冷凍食品のポテトもお試しください!

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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