TBSラジオからお送りします、「やる気スイッチラジオ アストルム」が4月より、毎週金曜夜20時にお引越し、番組内容をリニューアル!より子育てや学習にフォーカスした内容となって、パワーアップしてお送りしていきます!メインパーソナリティには新たに関根麻里さんをお迎えし、佐々木舞音アナウンサーと2人でお送りします。7月のアドバイザーは、臨床心理士の中島美鈴さんをお迎えします。
関根:最近、娘の友達と行ったんですけど、「防災館」っていって、正式には東京消防庁都民防災教育センターって言うんですけど、防災のことをいろいろ学べるところで、あといろいろ体験もできて。
佐々木:お~!
関根:地震のシミュレーションルームもあって、震度5弱とかも体験できて、音もすごいんですよ!(揺れが)来るって分かっててもびっくりして。子供達にはいい経験になりましたね。
佐々木:夏のオススメスポットの一つですね!
臨床心理士の中島さんがアドバイス!夏休みの宿題をこなすコツは「2つのスケジュール」
関根:お仕事はどんなことはされてるんですか?
中島:いわゆるカウンセリングで悩みを解決してるんですけど、自身の考え方や行動パターンの癖を知って、感情を和らげて、問題解決に向かっていくというふうにやっていて、そのなかでも私は子供の時間管理や、ADHDの方のケアなどをやっています!
関根:ふ~ん!まあこれから夏休みに入っていくんですけど、長期休みの時間管理って難しいですよね~。
佐々木:時間が無限にあると思ってしまいがちですもんね。どうしたらいいんですかね~。
関根:宿題が溜まって後悔してしまう、ってこと多いですよね。(笑)
佐々木:どうすればいいんでしょう。中島さん、時間管理のポイントを教えて下さい!
中島:はい!「2つのスケジュール帳を使う」です!
関根:2つも!?どういうことですか?
中島:はい。毎日使う、1日のスケジュールが分かるものと、夏休み全体が身を通せる月間スケジュール表、この2つが必要です。長~い期間って、子供たちは把握しづらいので、月間スケジュールが別途で必要になるんですけど、カレンダーですとか、ホワイトボードなど大きいもので表記すると分かりやすいかと思います!
関根:へ~!
中島:例えば、習い事や大会があるとか、親だったら把握してると思うんですけど、子供って無限に時間があると思っているので「なんか予定あったかも」くらいにしか思っていないんです。それを“見える化”してあげるのがカレンダーの役割です。
関根:確かに、自分ではわかってるけど、共有してないかも!「今度行くよ~」とかくらいにしか言ってない。
中島:そうですね、ざっくり全体像を把握できるようになるといいかなと。
佐々木:この日は宿題ができない!とか分かっておかないといけないですもんね。(笑)この月間スケジュールには、イベント以外にも書くことありますか?
中島:やっぱり「宿題」もしっかり入れておかないといけませんね。(笑)それで子供に任せると、「算数」「国語」ってざっくりとしか把握しないので、うまく進まないんですね。なので、一度宿題のドリルやプリントを全部並べます!
佐々木、関根:え~!
中島:そうです。それで、まずどれくらいの量があるのか把握させて、「いっぱいあるよ」って思わせるんです!それで圧倒されるかもしれないんですけど、そこから10分で2ページ分やる、とか予定を入れていきます。
宿題の時間は10分間が良い?!目からウロコ!な夏休みの予定の組み方を伝授
関根:これ、10分がちょうど良いとかあるんですか?
中島:そうです!小学校低学年の年代ですと、「今から10分くらい先の未来しか想定ができない」と言われてるんです。
関根:なるほど!(笑)確かに私もそうでした。
中島:なのでこの10分ブロックを入れていって、マグネットや付箋で並べていくんです。
佐々木:なるほど、じゃあ一つ一つ細かく予定を立てて、スケジュールを作っていくんですね。
中島:そうです!体調不良があった場合ズレ込んでしまうので、付箋だと移動しやすいですね。
関根:確かに!付箋良いですね。
佐々木:そしてもう一つ、1日のスケジュールはどうしたらいいでしょう?
中島:はい。1日のスケジュールはシンプルです。起きてから寝るまでの時間を書いて、7時、8時、9時って書きながら、食事の時間や習い事の時間のルーティーンのような時間を書いていって、そこから自由な時間が分かったところで、その日ごとの予定を入れていくという。
関根:やっぱり、見えるようにした方が良いんですね!
佐々木:これって、いつ作った方が良いんですかね?
中島:終業式の日とか、海の日とかを起点に作っていってほしいなって思います!
関根:子供たちと一緒にやった方が良いですよね?
中島:そうですね!スケジュールの作成って、「ワクワクすることだよ」って思ってほしいんです。「勉強させられる」って思うんじゃなくて、楽しいことをやるために早く宿題終わらせよう!とか、モチベーションを上げる時間にもなりますね。
佐々木:きっと、急な予定でできない日とかもあるじゃないですか?それで2日分を1日でやるのは厳しいじゃないですか。どうすればいいですか?
中島:いろんな方法がありますけど、ご褒美をぶら下げるやり方ですかね。宿題やったあとにご褒美あげるじゃないですか。私がやっているのは、「場所スイッチ作戦」っていって、ちょっと大人なカフェに行って、モーニング食べながら(一緒に)宿題をやる、とか。
関根:気分転換にもなりますもんね!すごい勉強になる!
佐々木:それはやる気が入りそうですね!
中島:よかったです。
佐々木:大人の私たちにも参考になりますね!
関根:もう、私にも刺さってます!いや、もともと昔はやってましたよね。
中島:「書く」って大事ですよね!
関根:書くことで共有ができますもんね!書きます!これからは!
佐々木:夏を乗り切りましょう!
(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)