白い砂浜とエメラルドブルーの海、そして温泉、和歌山県・白浜はかねてから関西屈指の人気観光地。近年では、センスのいいカフェや個性的なショップが続々と誕生しているという情報をキャッチ。
さらに調べてみると、その波はお隣の田辺市にまで広がり、一帯は目の肥えたZ世代さえも唸らせるお洒落エリアとして熱が高まっているんだとか。その真相を確かめるべく、実際に現地を訪問。景勝地から新スポットまで、白浜・田辺のリアルをチェックしてきました!
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絶景とリゾート感を味わう、白浜エリア
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

東京・羽田空港から飛行機に乗り込み1時間ちょっと、白浜エリアの玄関口『南紀白浜(熊野白浜リゾート)空港』に到着。都心からすぐに行けるのも白浜のいいところ。スタイリッシュな装いになった空港を尻目に、レンタカーを借りて出発!

三段壁

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三段壁

圧巻の景色、風がめっちゃ強い!



まず訪れたのは空港から5分ほど行った『三段壁』。最大高さ60mにもなる太平洋にせり出した断崖絶壁は、地殻変動と海蝕によってできた自然の産物。紀伊半島の「南紀熊野ジオパーク」の一角で、大自然のロマンがヒシヒシと伝わってくる。


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散策のあとは、足湯に入りながら大海原を一望できる『崖cafe』でホッと一息するのもアリ



崖上からの景色を堪能したら、エレベーターを下って『三段壁洞窟』へ。波の力によってできた海蝕洞窟で、このあたりを拠点とし、源平合戦でも活躍した「熊野水軍」の船の隠し場所という伝承も残っているそう。荒波が打ち寄せる洞窟はものすごい迫力で、水飛沫がかかってきそうでちょっとハラハラ……。

千畳敷
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千畳敷

三段壁からほど近くにある、約1,800万年前に堆積した砂岩が削られてできた『千畳敷』も大自然を感じられる景勝地。“千枚の畳が敷ける”ほどに広がった砂岩は水面のように波打っていたり、地層がむき出しになっていたりして面白い! 「和歌山県朝日夕陽百選」にも選ばれていて、観光客にも地元の方にも広く絶景スポットとして親しまれている。



白良浜&Suntide Cafe & Bar Shirarahama
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千畳敷から北へ進むと、白浜町の名前の由来にもなった『白良浜』に到着。陽の光を受けてきらきらと輝く白砂のビーチはひときわ明るく、エメラルドグリーンの海、背後に並ぶヤシの木と相まって、ハワイに来たような気分になってテンションが上がる(ハワイ行ったことないけど)!


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右下:オンザビーチ(1,200円)は、三ツ矢サイダーをベースにした清涼感たっぷりのドリンク



よりリゾート感を味わうべくベイサイドにある『Suntide Cafe & Bar Shirarahama』へ。2025年にオープンしたラグジュアリービーチカフェで、マリーンテイストな店内からは白良浜を一望でき、居心地がとてもよかった。三ツ矢サイダーを使用したオリジナルドリンク「オンザビーチ」「サンセット」は、白良浜の風景から着想を得た爽やかな見た目で、写真映えも◎ アルコール入りとノンアルコールを選べるのもうれしい。

シラセン食堂

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2023年開業。店内は食堂と思えないほどスタイリッシュでかっこいい



絶景の余韻を胸に、次は白浜のグルメを味わいにいこう。『シラセン食堂』は、白浜で40年以上鮮魚店を営んできた「白浜鮮魚」が展開する、観光客にも地元民にも親しまれている人気の食堂。


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地場産を中心にした海鮮丼(1,500円~)。日替わりで内容はシラセン食堂のInstagramで確認できる



朝〆した魚がたっぷりとのった日替わりの海鮮丼が名物メニュー。「絶対においしいと言える自信がある」という店主さんの言葉通り、プリップリのネタは一口食べた瞬間思わず笑顔になること間違いなし! これを毎日食べられる地元の方に嫉妬してしまう。平日休日を問わず大盛況な上、食材がなくなり次第、海鮮丼は終了になるので早めに訪れて。

円月島&白浜御船足湯
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散策再開! 次は白浜を代表する景勝地『円月島』へ。
島の中央にぽっかりと空いた円形の穴が特徴的で、食パンの袋をとめるアレに似ていて可愛い(笑)。

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ゆっくり円月島を愛でるなら、すぐ近くの『白浜御船足湯』でのんびりと。潮風を感じつつ、足元からじんわり温まるこの時間は、観光の合間にこそ味わいたい贅沢。夕方にかけて色付いていく空を眺めるのもいい。

K型 chocolate company Factory&Cafe
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白浜を離れる前に、お土産を購入すべく立ち寄ったのは『K型 chocolate company Factory&Cafe』。チョコレート工場にカフェが併設しており、雰囲気のある店内には、和歌山にゆかりのあるアーティストがデザインしたパッケージのチョコレートが並び、それを求めて多くの観光客が訪れているお店。

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「カカオのもつ本来のポテンシャル(香りや味)を知ってもらいたいという思いから、お店を開きました」と語るのはオーナーの島さん。おすすめのカフェメニューは、チョコレートチーズケーキと、使用されているカカオの産地を選べるホットチョコレートドリンク。甘すぎない上品なおいしさで、散策の合間にホッと一息入れるのにピッタリ。





洗練スポットと老舗が共存する田辺市へ
天神崎
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白浜をあとに、後半は田辺市に突入。『天神崎』は、岩礁と水たまりが空や雲を映し出すことから“日本のウユニ塩湖”と呼ばれるSNSで話題の絶景スポット。旅の計画を立てているときに発見して、ここは行かねば! と、思っていた。



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大海原を目の前に大ハシャギ!




鏡のような景色になるには潮位や気象条件が嚙み合ったときだけ、ということで、訪れたときにはウユニ塩湖っぽい景色は見ることができず残念……。だったけれど、それでも圧巻の景色を拝めて満足。訪れる際には、地元観光協会が公開している「天神崎おすすめカレンダー」をチェックしていくのがおすすめ。


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田辺市は武蔵坊弁慶の出身地ということで駅前には銅像が鎮座!



田辺市のホテルでチェックインを済ませ、紀伊田辺駅周辺を街ブラ。かの有名な「熊野古道」観光の玄関口ということもあって、新旧さまざまな装いの店が混在している。こういう町はいろいろな発見が潜んでいるに違いない。

鈴屋 菓子店
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

直感に従い、まずはメインストリートにある『鈴屋 菓子店』へ。1924(大正13)年創業の老舗和菓子屋で、聞くところによると昭和天皇がお菓子をお買い上げになったという記録もあるのだとか。


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デラックスケーキ3ヶ入(918円~)




看板商品は、カステラに白いんげん豆のジャムをサンドし、ホワイトチョコレートを纏った「デラックスケーキ」。優しい味わいとレトロな包み紙がノスタルジーをそそり、初めて食べたのになんだかほっこり優しい気持ちに。本店限定の「デラックスケーキのはしっ子」もお土産に最適。

tanabe en+
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

駅前でひときわ目を引くオシャレな外観の建物を発見! 『tanabe en+』は、“たなべの縁をむすぶ”をコンセプトに、カフェやショップ、コワーキングスペースを備えた複合施設で、地元民はもちろん観光客で賑わうこの町の玄関口的なスポット。


【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

カフェで人気なのが、田辺市名産の梅干しと川添茶のセット(300円~)。お茶請けの梅干しは昔ながらの塩味があるものから、デザート感覚で楽しめる甘口まで、全17種類から選べる。味の違いを楽しみながら、気に入った一粒を見つけたら、併設ショップでお土産として購入するのも◎

梅酒おたのしみ処 うめ子
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

いよいよ旅も佳境。日も陰ってきたところで、そろそろ一番のお待ちかね(!?)の夜の町へ繰り出そう。田辺市の名産品といえば梅。ならば、梅酒もおいしいに違いない! そんな思いを胸に、tanabe en+の職員さんに教えてもらった『梅酒おたのしみ処 うめ子』へ馳せ参じる。


【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

色くらべセット(880円)ロゴがデザインされたグラスに胸キュン!



ポップでキュートな店内にて、まず圧倒されるのが取り扱う梅酒の種類。その数はなんと144種類(すごすぎ!)。それだけあると迷ってしまいそうなときに頼りになるのが、味や色、香りの違いを楽しめる飲み比べセット。梅酒といえば琥珀色、というイメージを持っていたが、黄色や透明のものまでもあり、その多彩さに驚き。

【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

「五感で楽しむ梅酒」をコンセプトに掲げるうめ子では、味わいだけでなく、見た目や香り、梅ソングが流れる店内BGMなど、さまざまな角度から梅酒の世界に触れられるのが面白い。とくにオリジナルの梅酒作り体験は人気なのだそう。
飲みはじめとしても、帰り道にふらっと立ち寄るにもいい一軒!

炉ばた処とっくり
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

旅の最後に立ち寄ったのは、駅前の一大繁華街・味光路の一角にある居酒屋『炉ばた処とっくり』。40年以上の歴史を誇る地元の人たちを中心に愛されてきた老舗で、ここも旅の計画を立てているときから、お目当てにしていたお店。


【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

新鮮な刺身がふんだんに盛られたお造り(1,430円)は、一人前でもこの量!



とっくりに訪れたのであれば、その日に仕入れてきた新鮮なネタを使った絶品のお造りは必食! 箸もお酒も止まらなくなるし、量も多くてコスパも抜群だからうれしくてたまらない。午前中に行ったシラセン食堂ともに、通える人たちが羨ましすぎる。

ほかにも紀南地方名産の海藻・ひろめの酢の物や、テレビでも紹介されただし巻き卵など……どれもレベルが高かった。満員の店内は複数人の団体が多かったけど、おしゃべり好きな気さくな大将がいるからきっと一人でも大丈夫。訪れる際には早めの予約を忘れずに。

白浜・田辺エリア周遊のススメ
【絶景に癒やされ街にときめく!】進化を続ける白浜・田辺のいまを海とともに巡る旅

白浜・田辺エリアは、タイプの違う楽しみがコンパクトにまとまっているので、交通手段に制限があっても十分に楽しめるのも魅力のひとつ。もし車無しで巡るなら、バスやタクシーが運行している空港・駅を拠点に計画を立てるのが吉。

自然、街、グルメ、新スポットなど、タイプの違う楽しみが充実している白浜・田辺はエリアは、旅慣れた人にも久しぶりの国内旅にもってこい。気負わずともちゃんと満たされる。そんな旅がしたくなったら、次の行き先はぜひ白浜と田辺にどうぞ!

[photo tsuchida&PIXTA&(公社)和歌山県観光連盟]



三段壁洞窟
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
0739-42-4495
年中無休 
8:00~17:00(最終入場16:50)

千畳敷
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-72
0739-43-6588(白浜町観光課)


Suntide Cafe & Bar Shirarahama
和歌山県西牟婁郡白浜町3121番地の8地先
070-1232-0110
Cafe:10:00~17:00/Bar:18:00~23:00


シラセン食堂
和歌山県西牟婁郡白浜町2679-4
水~日 営業
11:30~14:00 ※食材がなくなり次第終了


K型 chocolate company Factory&Cafe
和歌山県白浜町1197-18 1階
070-8474-7361
定休日:水
9:00~18:00


白浜御船足湯
和歌山県西牟婁郡白浜町743-5
0739-43-6588(白浜町観光課)
年中無休
8:00~22:00 7-8月は7:00~22:00(22:00消灯)

天神崎
和歌山県田辺市
0739-26-9929(田辺観光協会)

鈴屋 菓子店
和歌山県田辺市湊15-11
0739-22-0436
年中無休
8:00~18:00(元日のみ10:00~15:00)

tanabe en+
和歌山県田辺市湊41-1
0739-33-9761
年中無休
10:00~19:00

梅酒おたのしみ処 うめ子
和歌山県田辺市湊14-6
0739-22-2180
水~日 営業
13:00~19:00(LO.18:45)

炉ばた処 とっくり
和歌山県田辺市湊11−23
0739-24-7952
月~土 営業
17:00~22:30(L.O.21:30)





[取材協力]
和歌山県観光連盟
三段壁洞窟
Suntide Cafe & Bar Shirarahama
シラセン食堂
K型 chocolate company Factory&Cafe
鈴屋 菓子店
南紀みらい株式会社
炉ばた処とっくり









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