アリのように群れで目的を果たすミニロボット、体長の5倍の距離をジャンプする!

アリのように群れで目的を果たすミニロボット、体長の5倍の距離をジャンプする!
EPFL(スイス連邦工科大学)の研究者らが、ちょっと変わった小型ロボットを開発した。「Tribots」と呼ばれるこのロボットは、造りや動きがとてもシンプルだ。こうした性質は、安価に製造できるという魅力がある以外にも、集団で作業するのに好都合だという。

昆虫のように群れで機能する「Tribots」について見ていこう。

・トラップ・ジョー・アリのようにジャンプ

アリのように群れで目的を果たすミニロボット、体長の5倍の距離をジャンプする!
トラップ・ジョー・アリという種類のアリは、下アゴをバネのように使って自重の約300倍の力でジャンプするという。「Tribots」は、ボディをトラップ・ジョー・アリの下アゴのように使うことができる。

高さ5cmの「Tribots」だが、垂直ジャンプでは最大14cm、水平ジャンプについては最大23cmまで可能だ。ジャンプによる移動以外にも、すり足のようにボードを閉じたり開いたりして進むこともできる。また、宙返りもこなし、これにより障害物を乗り越える。

約10gと軽量なので移動の際のコストも低く抑えられ、同じサイズのロボットよりもエネルギー効率が高い。

・チームで役割分担してタスクを遂行

「Tribots」は作業をする際も完全自律型。1台では難しいタスクもチームで協力してこなす。

例えば荷物を押して移動させることが可能だが、このとき、作業するロボット2台以外にも、作業の指示を出すロボットや移動した距離を測定するロボット、そして周囲の障害物を検出して教えるロボットの計5台が協力する。

現在「Tribots」はまだまだ非力で実用向けとはいえないが、コンセプトを育てていくことで、高度な作業もこなすようになると思われる。

最終的には、ロボットの製造自体をも自動化することが計画されており、そうなれば真の意味での完全自律ロボット集団ができあがるだろう。

参照元:Swarm Robots Mimic Ant Jaws to Flip and Jump/IEEE Spectrum

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