・温室で栽培されているトマトを自動で収穫
温室を自律走行しながら、上部に装着された三次元カメラでトマトの実を検知し、マシンビジョンアルゴリズムがその色から熟度を評価して、収穫の是非を判断。
ロボットアームが実を傷つけることなく収穫し、下部のコンベアを通じて、内蔵されているコンテナに収穫した実を移動させる仕組みだ。
また、「GRoW」は、収穫作業をしながら、温室を巡回し、温室内の環境を測定して、データを収集する役割も担っている。
・農業分野の人手不足対策に寄与!?
農業分野では慢性的な人手不足が課題となっており、人件費の高騰に伴って、施設園芸における生産コスト全体の30%から50%を人件費が占めている。
「GRoW」は、温室の既存のインフラに影響を及ぼすことなく導入でき、昼夜問わず、収穫作業をできるのが利点。
これによって、収穫にまつわるコストを最大50%削減できるという。
また、MetoMotionによると、「GRoW」の仕組みは、収穫作業のほか、受粉作業や剪定作業など、温室栽培における様々な作業に応用可能で、施設園芸における省力化・省人化に役立つソリューションとして期待が寄せられている。
MetoMotion