キャサリン妃のトップレス写真に対するフランス人の反応はというと、「プリンセスの肩書を忘れ、おおいに楽しんでいたのでしょう。リラックスできる素晴らしいバケーションとなったのであれば、どうかあまり怒らず、また来てください」などという声が多いとか。さすがはヌーディストビーチのメッカ、いたって悠長に写真を眺めている様子だ。
南仏のビーチでトップレスになること自体、もはや奔放でも大胆でもなくなっている今の時代、写真が流出して激怒するくらいなら、キャサリン妃もブラを外すべきではなかったか。訴訟問題に発展したにもかかわらず、アイルランドとイタリアでも、メディアが同様のトップレス写真紹介を決断していたことが分かった。
まずはアイルランドのタブロイド紙『Irish Daily Star』。
続いてイタリアのタブロイド紙『Chi』。先日アルフォンソ・シニョリーニ編集長が発表したとおり、イタリアの17日に発売された同紙では、王子夫妻のバカンス写真を26ページにもわたって紹介している。『Chi』誌を発行しているのは、欧州で手広くビジネスを展開している大手出版社の「モンダドーリ・グループ」。問題の『Closer』誌の親会社でもある。
ちなみに本国であるイギリスのメディアはというと、英大衆紙『Sun』、英大衆紙『News Of The World』など普段からとんでもないスクープ写真を掲載することで悪名高いメディアが、報道規制が敷かれたかのように大人しくなっている。最近流出したヘンリー王子のヤンチャなヌード写真は“公の場でありながら”という言葉を添えられるが、盗撮となると性質が大きく異なるからであろう。それとも、我が国の愛すべきプリンセス、やはり大事に守ってあげたいといった道徳心からか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)