このほど、米ミシシッピのファストフード・レストランで、身の毛がよだつようなハンバーガーが客に提供された可能性があるとして、州保健局が調査に乗り出した。地元メディアの『cdispatch.com』が伝えている。


ミシシッピ州ラウンズ郡のコロンバス市で、世にも恐ろしいハンバーガーが客に提供されていたことがFacebookにて明らかにされた。ハンバーガーチェーン「JACK’S」Highway 45店に勤務していた女の従業員が今月7日夜、拭い取った月経血を塗りつけ、チーズをベロリとなめたハンバーガーを客に提供していたことを、同じく従業員の16歳少女が発見したという。

その少女の母親であるタバサ・ホリンズさんは『cdispatch.com』に、「娘からその話を聞いて本当に驚きましたが、該当の従業員が解雇となっただけで事件は公のものにはならないというのです。そしてアラバマ州バーミンガムにある本社のJack's Family Restaurants,Inc.に訴えた娘までが解雇されてしまいました」と不服そうに話している。

ホリンズさんと娘はこの事件がうやむやのまま闇に葬られてよいはずはないとしてFacebookで情報を公開し、閲覧回数が17万超を記録。州保健局もそれを把握した。
苦情の訴えが一件も入っていないことから、不審な点や味に異変はなかったかなど職員が同店の利用客から聞き取り調査を行っているという。

この件について本社は当初、ホリンズさんからの電話を無視するなどほとんど関心を示していなかった。だが情報が広まり保健局が動き出したことを重く見たのか、完全に後手に回りながら「安全な食品を提供することが我々の第一の使命。今回の事件を重く受け止め、しっかりと調査をした上で再発防止に全力を注ぎます」との声明を発表した。なお、コロンバス市警は「客からの苦情など店が被害届を出さない限り、立件は困難です」としている。

出典:http://www.cdispatch.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)