以前よりドナルド・トランプ氏を嫌い、選挙戦中には「あの野郎の顔を殴りたい」「アイツは愚かな豚だ」などと憎悪をむき出しにしていたロバート・デ・ニーロ。その後トランプ氏は選挙戦で勝利しアメリカ大統領となったが、就任から3か月が経つ今もデ・ニーロの見方は変わるどころかますます痛烈に。
「あの男はアメリカ大統領の地位に傷をつけた」とも語り、その政策と方針を厳しく批判した。

このほどロバート・デ・ニーロが『Good Day New York』のインタビューに応じ、ドナルド・トランプ政権による全米芸術基金などの廃止提案に触れこう話した。

「もうバカバカしいとしか言いようがない。まさに大馬鹿者だ。この男は大統領たる地位を汚したのさ。その地位の価値をグッと下げてしまったんだ。
この男のしたことは、非現実的なんて生ぬるいものじゃない。」

以前にもデ・ニーロはトランプ氏を「愚かな豚野郎」などと罵っていたが、そういった過去の思いは今も同じかと問われ、このように語っている。

「あいつはマヌケ野郎だ。過去に私が言った言葉の全てが、今も私の思いそのものだね。トランプ自身が変わっていないのだから。」

そんなデ・ニーロと選挙中に火花を散らしたのはアンジェリーナ・ジョリーの父で俳優のジョン・ヴォイトであったが、普段は温厚なヴォイトはデ・ニーロにつき「醜い説教をたれやがって」「デ・ニーロを恥ずかしいと思う」などとツイートしていた。昨年秋にはトランプ氏に向けて「あなたは誰より偉大な大統領になるだろう」ともつぶやいたが、その後は大統領につきツイートは控えている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)