アリゾナ州のフラッグスタッフにあるホテル・モンテビスタは、1972年に建てられた当時とほぼ変わらぬ外観で営業している。以前は西部劇の撮影で賑った街で、大スターのジョン・ウェインが泊まった際に初めて怪現象に気づいたという。
その後も怖いもの見たさで著名人が訪れ、フレディ・マーキュリーやジョン・ボン・ジョヴィらが泊まった。特に「ロッキングチェアが動いた」と新聞で報道された「305号室」は有名で、現在「ジョン・ボン・ジョヴィ」ルームと名づけられている。
何も知らずに豪華なスイートルームに案内されたノッチは、ベッドでくつろぎながら奥さんに電話して「ジョン・ボン・ジョヴィが泊まったんだって!」「今年は幸先が良いよ!」などとハイテンションで話していた。
別室ではアメリカで話題のゴーストハンター、リッチ・ニューマンさんやスタッフが隠しカメラでモニタリングしているが、もちろんノッチは知らない。
するとしばらくして「トン」「トントン」と壁をノックする音が聞こえた。隣に部屋はないので、リッチさんが話していたようにクローゼットのなかからゴーストが叩いているのだろうか。熟睡しているノッチはまったく気づかない。
さらに午前1時を過ぎると「ファ~オ」という奇妙な声が聞こえたり、ノッチがかけている掛け布団が不自然に膨らむ。何かが入り込んでいるかのようだ。
午前3時過ぎ、灯りはつけずに何かを探すように部屋をうろうろしていたノッチが鏡を見て「うわっ」と身構えた。彼は「こええ~」「何だこれ」と言いながらベッドに戻るが、寝られずに腰かけて過ごした。その緊迫した空気にモニタリングしているスタッフが「マジか」と唸れば、リッチさんは「カメラでは分からなかったが、彼は何かを見たはずだ。ただ、自分が何を見たのかよくわかってないんだと思う」という。
朝になってスタッフに「昨日寝られましたか?」と聞かれたノッチ。「あんまり寝られなかったです」「不気味でしたよ」「何か傘のような、スティックか杖みたいなもので足を思いっきり小突かれた」と明かす。
ところが番組ではそれ以上の話はなく次の企画へ進み、ノッチが何を見たのかどう感じたのかという詳細は分からずじまいだった。
2月7日に更新された『デンジャラス ノッチオフィシャルブログ「よっ!大統領!YES WE RUN!!」』では「ランチデート」と題して日常を綴っているが、「ホテル・モンテビスタ」の件には触れていない。
それでも視聴者から「鏡に何が映ったんでしょうか? 教えてください。コンコンってノックしたり、オーブが見えたり、けっこう怖かったです。
画像は『デンジャラス ノッチ 2018年2月7日付オフィシャルブログ「ランチデート」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)