佐賀県から東京に戻った紗栄子が「千葉のみなさん、現状を教えてください」と『SAEKO saekoofficial Instagram』で呼びかけたのは11日のこと。台風15号が通過した直後に千葉の被害状況を扱った全国ニュースは少なかったが、紗栄子のもとにはダイレクトメッセージを通じてSOSが届いていたのだ。そして翌12日にはたくさんの飲料水や粉ミルク、大人、赤ちゃん用の紙オムツ、トイレットペーパーなどを、甚大な被害を受けた千葉県鋸南町へ届けたことをインスタグラムに写真付きで報告した。紗栄子にはこれまでのボランティア活動で培ったネットワークがあり、大量の支援物資の調達に協力してくれる仲間がたくさんいるのだ。以降インスタグラムでは支援物資の受付が行われる日時や場所、至急の物資支援を求める自治体の情報が具体的にわかりやすく、正確にアナウンスされていた。
その後も紗栄子は、南房総市と館山市、日本を離れる前日には山武市の山間部へ支援物資を届けている。19日のインスタグラムによると、山武市に住むファンから窮状を訴えるダイレクトメッセージが14日深夜に届いたのだという。すぐに山武市役所に連絡を入れ「現地の皆様があまりにも過酷な生活を強いられている」ことを知った彼女は、物資だけでなく炊き出しも行いたい―と国内外の仲間に協力を呼びかけた。するとすぐに多数のメンバーが集まり、当日はラーメンや焼肉、おにぎりと800人分の食事を用意することができたそうだ。
コメント欄には「山武市に来て頂いて、本当にありがとうございました。直接お礼をお伝えしたかったのですが、仕事の合間でしたので遠くからお顔拝見し後姿に、お礼を叫んだだけとなってしまいました」「昨日は、有難うございました。
画像2、3枚目は『SAEKO 2019年9月19日付Instagram「山武市にお住いのファンのかたからのダイレクトメッセージで14日の深夜に知った山武市の状況は、その時点で報道されていないこともあり、実際の状況がわからず翌朝すぐに山武市役所に連絡をし、現地の皆様があまりにも過酷な生活を強いられていることを知りました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)