12日深夜放送の『ゴッドタン』(テレビ東京)に『M-1グランプリ2021』ファイナリストの真空ジェシカが初出演した。彼らと同じ人力舎所属のおぎやはぎの矢作兼からは早速「『ラヴィット!』ですごくスベったんでしょ?」といじられ、「『ラヴィット!』の話はやめてください!」とガクが嘆き、隣に座る川北茂澄が表情をこわばらせていた。


この日は「コンビ大喜利グランプリ」という新しい企画の前編で、1問目は“ノンストップスピード大喜利”。相方が答えやすいお題を出してより多くのポイントをとったコンビが勝利となるのだが、回答者の真空ジェシカ・ガクは大喜利が得意で、コンビで挑み競い合う大喜利大会では3連覇を果たしているという。

お題の作成者は川北茂澄が担当となり、最初に「相方は見ての通り、リズムネタがすごい…」とガクの紹介を始めたが、「見ての通り?」「わかんねぇ~よ!」と審査員の劇団ひとりからヤジが飛ぶ。すかさず「リズムネタが得意なの?」とMCの矢作兼が助け舟を出したが、「心にフローがある男なんで…」と川北の答えが要領を得ない。畳み掛けるように劇団ひとりが「そのリズムネタみたいのは何なの?」と聞いても、「なんか…」と川北は口籠もるばかり。すると「お前あれだな、ちゃんと喋れねぇ奴だろ?」「ちゃんと喋れるようにならないとダメだぞ! いろんな番組に出るには」と、ダメ出しをされてしまう。
劇団ひとりは『M-1グランプリ2021』決勝の中で真空ジェシカのネタが一番好きだったそうで、才能がある彼らにはネタ番組以外でも活躍して欲しいからこそ厳しめのアドバイスをしたようだ。苦笑いしている川北に、矢作が「最初はここから始まるからね」と優しい言葉をかけていた。

2日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)に真空ジェシカが出演した時も『ラヴィット!』の話題になり、当時は事務所の先輩でもあるアンタッチャブル・柴田英嗣が代打MCを務めていたので、なんとか番組を盛り上げようと小道具も用意して頑張ったのだが、ことごとくすべってしまいネットでも随分叩かれたと川北が肩を落としていた。オードリー若林正恭はこれからネタ番組のようなお笑いだけをやるのではなく、幅広い年代のファミリー層が見るようなバラエティ番組に真空ジェシカが出演した時、どうなるのかと心配なようであった。2人ともそんなジャンルの番組はあまり見たことがないようで、若林は「休日にイオンに行くような家族が見るんだよ、テレビって」と諭したが、川北は「そういう人達も、僕の“逆ニッチェ”(小道具の一つ)で喜ぶと思ってるんです」とあくまでも自分達のスタイルを貫きたいと答えていたものだ。人力舎の方針としてはバラエティだけでなく、クイズや情報系の番組などにも真空ジェシカを出演させたいようなので、経験を積めばファミリー向けのテレビ番組もそつなくこなせるようになるのであろう。
彼らがスイーツの食べ歩きをしたり、遊園地などでの野外ロケなどに参加する日もそう遠くはなさそうだ。

画像1枚目は『フジテレビ 2022年3月4日付Twitter「夜11時40分から放送『ネタパレ』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)