キャサリン皇太子妃(40)が、英マンチェスターで開催したラグビーリーグ・ワールドカップ準々決勝の観戦に訪れた。皇太子妃は今年2月、ヘンリー王子の後任としてイングランドのラグビー協会のパトロンに就任した。雨が降る中、真っ赤なロングコートで応援に駆け付けた皇太子妃は、就任後初となる試合観戦で、イングランド代表選手達を励ました。

キャサリン皇太子妃が現地時間5日、英マンチェスターの町ウィガンにあるDWスタジアムで開催した、ラグビーリーグ・ワールドカップの準々決勝戦を訪れ、パプアニューギニア代表と対決したイングランド代表を応援した。

皇太子妃は今年2月にヘンリー王子の役目を引き継ぎ、イングランドのラグビー・フットボール・リーグ(Rugby Football League)とラグビー協会(Rugby Football Union)のパトロンに就任した。今回は、就任後初の試合観戦となる。

試合当日はあいにくの雨に見舞われてしまったが、キャサリン皇太子妃は黒い傘を差し、「アレキサンダー・マックイーン」の真っ赤なロングコートを纏って会場に登場した。

コートの下にはワインレッドのタートルネックセーターとスウェードのブーツを合わせ、耳には英ブランド「アヌーシュカ(Annoushka)」によるパールのドロップイヤリングをつけていた。このイヤリングは、皇太子妃が2012年から愛用しているものだ。

コートの左襟には、戦争で命を落とした軍人を称える赤いポピー(ひなげし)のバッジをつけていた。英国では今月11月に戦没者追悼記念日(リメンバランス・デー)を迎え、最も近い日曜日となる13日には、戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が開催される。

英メディア『Sky』によると、皇太子妃が会場に到着すると、ボランティアからニットの帽子やアート作品、サイン入りシャツ、石鹸などのプレゼントを贈呈されたという。

ニットの帽子を編んだスーザン・ヒルさんと対面した皇太子妃は、「前に一度編み物に挑戦したのですが、とても下手だったのです。いつか教えてもらわなければいけませんね」と話した。するとスーザンさんは「編み方さえ覚えれば、簡単ですよ」と答えたそうだ。

午後2時半の試合開始直前には、皇太子妃がピッチに赴き、傘を差しながら両チームの選手達と握手をして回り、彼らを励ました。

この日の試合では、イングランド男子チームがパプアニューギニアに46-6で勝利し、女子チームは54-4でカナダを制するという結果になった。

英メディア『Daily Mail Online』によると、皇太子妃は男子戦のハーフタイム中に女子チームと対面し、「試合をとても楽しんでいます。本当にエキサイティングで、ペースが速くて。雰囲気も素晴らしいわね」と伝えたそうだ。

そして、仕事や家庭生活の合間に、試合に向けて厳しいトレーニングを行う女子選手達を、このように称賛した。

「男子の試合と同時に女子の試合も行われるなんて、凄いことね。みなさんは、本業とトレーニング、そして家庭生活を両立させているわけで、本当に畏敬の念を覚えます。すべてをこなしているんだもの。」


キャサリン皇太子妃が観戦に訪れる様子に、SNSでは「彼女は、いつも通り美しい!」「素晴らしい試合だった。ウェールズ公妃が来てくれるなんて、とても光栄だわ。女子チームの試合には、娘さんを連れてきて欲しい」「皇太子妃とイングランド代表にとって、素晴らしい日になったね」といったコメントが飛び交った。



画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年11月5日付Instagram「Great day in Wigan today to celebrate the @RLWC2021!」』『Rugby League World Cup 2021 2022年11月5日付Instagram「We were honoured to have the Princess of Wales in attendance for the quarter final at the DW Stadium today.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)