キャサリン皇太子妃が、訪問先で対面した3歳の男の子と心温まる交流をした。皇太子妃との会話楽しんでいた男の子は、彼女が身につけていたものに興味を示した。すると皇太子妃はそれを外し、男の子にプレゼントするという微笑ましいハプニングが起こったのだ。動画を見た王室ファンからは「皇太子妃は子供と接する時、本当に自然な姿を見せる」といった称賛の声があがっている。

キャサリン皇太子妃が現地時間9日、ロンドン西部のヒリンドン地区にある「コルハム・マナー・チルドレンズ・センター(Colham Manor Children’s Centre)」を単独でサプライズ訪問した。

皇太子妃は、出産前後のメンタルヘルスに悩む女性や家族を支援する慈善団体「The Maternal Mental Health Alliance (MMHA)」のパトロンを務めている。センターでは職員や医療専門家らと対面し、統合された学際的なケアシステムの提供が、周産期のメンタルヘルスの問題を抱える母親に多大な影響を与えることを語り合った。

その後、センターにいた母親と赤ちゃんのグループに参加し、メンタルヘルスに関するサポートを受けた母親たちから話を聞くなどした。

この日、皇太子妃はカーキ色のドレスの上にダークなオリーブ色のロングコートを羽織り、コートの左襟には戦没者を追悼する赤いポピー(ひなげし)の花飾りのバッジをつけてセンターを訪れていた。

そんな皇太子妃は公務終了後、建物の外でアキーム君(Akeem、3)という男の子と心温まる交流をする場面が見られた。

皇太子妃はアキーム君の目線に合わせてしゃがみ込み、彼の手を握った。アキーム君は「名前を教えて」と尋ね、皇太子妃が「私の名前はキャサリンよ」と答えると「オッケー」と返事をした。

するとアキーム君は、皇太子妃が左襟につけていたポピーの花に興味を示した様子だった。そのことに気付いた皇太子妃はポピーを譲ることをオファーし、ピンを外しながら「これの意味を知ってる? 戦争で亡くなった兵士を思い出すものよ」と説明した。

そして「はいどうぞ。あなたの分よ」と言いながら花飾りをアキーム君に手渡したのだ。アキーム君はポピーの花を手にして嬉しそうにしていたが、皇太子妃は幼いアキーム君が怪我をしないようにバッジのピンを彼の母親に手渡していた。

2人の微笑ましい交流の様子がSNSで拡散すると、王室ファンから「彼女は子供と接する時、本当に自然な姿を見せるね」「子供達は本能的に、キャサリン皇太子妃に引き寄せられる。素敵だわ」「可愛いわね。この子は未来の王妃に会ったのに、まったく気にせずにポピーの花を欲しがってるなんて」などといったコメントが多数あがっている。



画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年11月9日付Instagram「A wonderful first visit with the Maternal Mental Health Alliance this morning」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)