メーガン妃から届いたという手書きの感謝状を、受取人がSNSで公開した。その手紙のレターヘッドには妃の頭文字“M”の上にコロネット(紋章冠)をのせた「ロイヤル・サイファー」がプリントされていたことから、人々から「現役の王室メンバーじゃないのに」と疑問の声があがった。
これに対し王室伝記作家アンジェラ・レヴィン氏は「名声のために王座にしがみついている」と言い、「ただ単に見せびらかしたいだけ」と激しく批判した。

現地時間9日、米ジャーナリストのアリソン・ヤロウ氏(Allison Yarrow)がメーガン妃から受け取ったという手書きの感謝状を自身のInstagramに公開した。

ヤロウ氏はメーガン妃によるポッドキャスト『Archetypes』の最新エピソードの制作に関わったそうで、投稿では「この意義深いプロジェクトに参加できたことに感激し、このような豪華なお礼に感動しています」と言葉を添えていた。

公開したのは、メーガン妃の手書きとみられる封筒と手紙だ。手紙には感謝の言葉が記されており、レターヘッドにはメーガン妃の頭文字“M”の上にコロネット(紋章冠)をのせた「ロイヤル・サイファー」がプリントされていたのだ。

ロイヤル・サイファーは君主の国家文書や政府の建物などに使用されるが、王室メンバーや配偶者にも与えられている。
メーガン妃は2020年に王室離脱して米カリフォルニア州に移住して以降、現役公務からは退いている。王室の公式サイトによると、ヘンリー王子は王室を離れても王位継承者の息子という立場は変わらないため、妻メーガン妃とともにコロネットの使用が可能という。

メーガン妃は2018年5月にサイファーが与えられた。コロネットは、夫のヘンリー王子が王位継承者の息子であることを表す2つのクロスと4つのユリの紋章、2枚のイチゴの葉飾りで構成されている。

しかしメーガン妃による手紙を見たフォロワーからは、「現役の王族じゃないのに、なぜ王冠を使ってるの?」「王室を離れて悪口を言っておきながら、Mの上に王冠を置くなんて」などと疑問視するコメントが寄せられていた。

すると王室伝記作家アンジェラ・レヴィン氏が英メディア『The Sun』の取材に応じ、メーガン妃がロイヤル・サイファーを現在も使用していることを猛批判したのである。


「彼女は(王室から)出たくはないし、入りたくもない。自分がやりたいことだけをしたいだけ。だから彼女は、離脱後もコロネットを使っているのです。」

そう語るレヴィン氏は、メーガン妃が王室メンバーであることを仕事に利用していると述べた。

「彼女はあらゆる方法で、できる限りのことをしています。 名声が得られるから王座にしがみつくのです。それほど好きでなければ王室を捨てるでしょう。
しかしその方が仕事が増えるし、注目もされるのですから。」

そして「彼女に肩書きがあれば、人々から高く評価される。もちろん手紙にコロネットがあれば、人々から『ワオ! 素晴らしい』と思われるでしょう」と言い、こう続けた。

「セレブや裕福な人達、たくさんの仕事やお金に囲まれていることが関係していると思います。彼女はいつもグローバルなことに興味があり、話の内容はいつも世界的なことですから。」

「もし彼女が王冠のマークを持って世界中で働くことになれば、政治的にも小さな助け舟になるでしょう。それによって、人々に素晴らしいと思わせることができるからです。」

そのように説明したレヴィン氏は、「彼女の本心は、ただ単に見せびらかしたいだけなのです」と締めくくっている。

画像は『Oprah Daily 2021年5月4日付Instagram「Meghan Markle has written a children’s book inspired by Prince Harry and Archie.」』『Allison Yarrow 2022年11月9日付Instagram「I’ve loved listening to #Archetypes with Meghan the Duchess of Sussex」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)