10代にして優れた演技力で注目を浴びる英女優ミリー・ボビー・ブラウン(18)が、「実在の人物を演じてみたい」としてブリトニー・スピアーズ(40)の名をあげた。すると歌姫ブリトニーは即座に反応し、自身の伝記映画の制作を希望するミリーの発言に反発した。


現地時間7日、トーク番組『The Drew Barrymore Show』に出演したミリー・ボビー・ブラウンが「伝記映画でブリトニー・スピアーズを演じたい」という願望を明かした。ミリーは番組ホストのドリュー・バリモア(47)にこう語っている。

「実在の人物を演じたいのだけど、私にとってはそれがブリトニーになると思うの。」

さらにミリーはこのように続けた。

「ブリトニーのストーリーは本当に心に響くと思う。世間の注目を浴びながら育った若い頃のブリトニーのビデオやインタビューを見たの。彼女のことは知らないけどブリトニーの写真を見た時、正しい方法で彼女だけのストーリーを伝えられる気がしたの。」

ミリーもブリトニー同様に子供の頃から世間の注目を浴びて育った経験があり、ブリトニーに「共感できる」と言う。



ミリーと言えば、Netflixのドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で複数のエミー賞を受賞し、2017年の全米映画俳優組合賞(SAGアワード)ではアンサンブル賞のドラマシリーズ部門を受賞するなどその演技力はすでに証明されている。しかしそんなミリーに対し、ブリトニーは自身のInstagramでこう反発したのだ。

「私の人生について映画を作りたい人の話を聞いたよ。ねえ、私は死んでないよ!!!」

ブリトニーが自身の伝記映画について言及したのは、ブリトニーが投稿した家族との問題を提起する長いメッセージの一部であった。

投稿したメッセージは、父ジェイミー・スピアーズと母リン・スピアーズが自分の命を奪おうとしているというもので、ブリトニーはこのように綴っている。

「いいニュース、いいニュースよ!!! 私はまだ息をしている…面白いことに、私に命を与えてくれた2人が、命を奪った2人と同じなんておかしいわ…でも、どうかしら! 私は生きていて、また息をしているのよ!」

さらに「私は死んでないよ!!!」の後には「とはいえ、両親が私の死を望んでいるのは明らかだけどね」と続けていたのだ。


昨年、13年間の後見人制度からようやく解放され自由の身となったブリトニーだが「後見人制度は虐待的であり、一生を全うできる気がしない」と述べていたほど心に受けた傷は深い。全裸の過激な写真の投稿や両親を責める暴言は未だやむことがない。

今回「ブリトニーを演じたい」といった発言がブリトニーの目に留まったミリーは、ブリトニーの両親に対する怒りの巻き添えを食らってしまったようだ。

なお過去にもブリトニーの人生についてはいくつかのドキュメンタリー番組が制作されており、ケーブルチャンネル「Lifetime」は2017年にブリトニーの伝記映画『Britney Ever After』を公開している。

画像3枚目は『Channel 8 2022年11月8日付Instagram「Good news, good news !!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)