ジョージ王子(9)が、今年6月に開催した「プラチナ・ジュビリー」祝賀コンサートを訪れた際、ステージに現れた歌手クレイグ・デイヴィッド(41)の衣装に大興奮したという。クレイグはこの日、全身青の煌びやかな衣装で登場していた。英トーク番組にゲスト出演したクレイグは、パフォーマンス後にウィリアム王子(当時)からその事実を伝えられたことを振り返った。

今年6月4日、故エリザベス女王の即位70周年を祝う「プラチナ・ジュビリー」の記念式典の一環として、バッキンガム宮殿前で祝賀コンサート「Platinum Party at the Palace」が開催された

ステージ脇に設置されたロイヤル・ボックスでは、ウィリアム王子(当時)夫妻と息子ジョージ王子娘シャーロット王女(7)が並んで座り、次々と出演する人気歌手やバンドのパフォーマンスを楽しんでいた。

この日のステージでは、大ヒット曲『フィル・ミー・イン』などで知られる、英国のR&B/ソウル・シンガー、クレイグ・デイヴィッドが、全体に青いスパンコールを施したトラックスーツ(ジャージの上下)を着て登場したのである。すると、煌びやかな衣装を見たジョージ王子が、ロイヤル・ボックスで大興奮したという。

クレイグは英時間19日放送のトーク番組『ザ・ジョナサン・ロス・ショー(The Jonathan Ross Show)』にゲスト出演し、コンサート当日の裏話を明かしたのである。

クレイグは公演後、バッキンガム宮殿で開催した小規模なパーティに母親を伴って出席したそうだ。するとウィリアム王子(当時)がやって来て、「息子のジョージが、青いスパンコールの衣装を見て大はしゃぎしたんです」と話しかけたという。

その言葉を聞いたクレイグは、「お会いできて嬉しいです。ジョージが僕の衣装を気に入ってくれて嬉しいです」と答えたそうだ。

そして隣にいた母親をウィリアム王子(当時)に紹介したそうで、「息子として、あの時は最も素晴らしい瞬間だった。さらに次には、キャサリンがやって来たんだ。本当に記憶に残る瞬間だった」と当時を振り返った。

クレイグはこれまでにも、数人の王室メンバーと対面したことがある。

2020年3月にウェストミンスター寺院で開催した「コモンウェルスデー記念式典」でパフォーマンスを披露した際、王室最後の公務を行ったヘンリー王子と対面していた。

番組でクレイグは2人の王子に会ったことを回想し、「ウィリアムとヘンリーに会うことで、いよいよ次世代がやってきたと痛感した。彼らが王室に違うトーンを与えている感じがするんだ」と称賛した。


クレイグはチャールズ国王が運営する、若年失業者支援の慈善団体「プリンス・トラスト」のアンバサダーを務めており、過去に国王と何度か会ったことがある。番組でクレイグは、その時の印象についてこのように話した。

「彼はスタンドプレーの人だ。会ったときはいつも、王族であるという虚勢を張るようなことはしないんだ。とても実直で、『どうしたら幼い子供達を助けられるか』といったことを強く主張する人だよ。」



画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年7月21日付Instagram「George is turning 9!」』『Craig David 2022年6月5日付Instagram「Just a son & his Mum at Buckingham Palace」、2022年6月5日付Instagram「An honour to play for Her Majesty The Queen at Buckingham Palace」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)