Netflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』の新たなトレイラーで、ヘンリー王子夫妻がまたしても王室に対する攻撃を仕掛けていることが明らかになった。公開された映像は、ヘンリー王子とメーガン妃が英国でメディアから批判される様子を描いたものだ。メーガン妃は「オオカミの餌食にされた」と言い、ヘンリー王子は「彼らは兄(ウィリアム皇太子)を守るためなら嘘をつく」と王室を激しく批判している。

Netflixの公式SNSが現地時間12日、ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』の新たなトレイラーを公開した。

8日に配信開始したパート1(最初の3エピソード)では、ヘンリー王子がメーガン・マークル(当時)とSNSを通じて出会ったことやメーガン妃がエリザベス女王に初対面した時の“カーテシー(お辞儀)”をふざけてモノマネする場面などが見られた。

番組は全部で6エピソード構成となっており、パート2(後半の3エピソード)は15日に配信開始する予定だ。これに先立ち公開した新たなトレイラーでは、ヘンリー王子が王室を激しく非難するシーンが流れるのである。

映像は、王子が「僕達があの時、脱出しなかったらどうなっていただろう」と話す場面から始まり、次にメーガン妃が「私達は警備を失っていた。世界中の誰もが、私達の居場所を知っていた」と語る姿が映し出される。

そして王子が「だから僕は『ここから出なければいけない』と言ったんだ」と述べると、飛行機が飛び立つ場面になり、王子が機内で「僕達は自由飛行に乗ってるよ」と嬉しそうに話す自撮り動画が流れた。

次に画面が英国やメディアによる攻撃のシーンに変わると、王子は「これは組織的な心理的虐待だ」と言い、メーガン妃が「私はオオカミの中に放り投げられたのではなく、オオカミの餌食にされた」と説明する。

続いてバッキンガム宮殿の映像が映ると、ヘンリー王子が「彼らは僕の兄を守るためなら、喜んで嘘をついた。彼らは僕達を守るために真実を語ることは決してなかった」と、王室とウィリアム王子(当時)を攻撃する発言をしたのである。

さらにこの後、テック起業家のクリストファー・ブージー氏(Christopher Bouzy)が「彼らは偽情報を流すために、積極的に人を雇っていた」と話す場面が流れた。同氏は2018年、ネット上の偽情報や嫌がらせと闘うプラットフォーム「Bot Sentinel」を立ち上げた人物だ。

最後には、米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子とメーガン妃が、息子アーチー君娘リリベットちゃんと幸せに生活する姿が映し出される。

そして王子が「僕はずっと、これは闘うに値する闘いだと感じてきた」と語る場面で映像が終了する。

夫妻は同番組のパート1でも王室に対する批判をしたことから、英国では来年5月に開催するチャールズ国王の戴冠式に「出席すべきではない」といった声が高まっている



画像は『Netflix US 2022年12月12日付Instagram「Harry & Meghan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)