へンリー王子夫妻が、Netflixより新たに配信されたドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で結婚後に耐えなければならなかった小さなコテージを非難した。コテージを訪れた米大物司会者オプラ・ウィンフリーもその小ささに驚き、唖然としたという。


Netflixが現地時間15日、ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』の第2弾を配信し、第4エピソードにて夫妻は小さなコテージの暮らしについて言及した。

ヘンリー王子夫妻は2018年5月の結婚式後の数か月、ロンドンのケンジントン宮殿の敷地内にあるノッティンガム・コテージで生活していた。ここは以前、ウィリアム王子キャサリン妃(ともに当時)が長男のジョージ王子と暮らしていたコテージだ。

番組の中で、ヘンリー王子メーガン妃は「この家は宮殿の敷地内にあるものの、多くの人が思っているような大宮殿に住んでいたわけではない」と主張。夫妻がお茶をするために招待したオプラ・ウィンフリーは、コテージの小ささにショックを受けて「誰も信じないわ!」と叫んだことをヘンリー王子が明かすと、メーガン妃も「誰も信じないわ!」と声をあげた。

「ケンジントン宮殿といえば、もちろん威厳のある響きよ。
でもノッティンガム・コテージは小さかったわ」とメーガン妃がコテージを批判すると、ヘンリー王子も「全体が少し傾いていて、天井が低く、本当に小さかった」と付け加えた。

兄のウィリアム皇太子が以前住んでいたことを知っていたにもかかわらず、ヘンリー王子は「前に誰がいたかは知らないけれど、とても背が低かったに違いない」と冗談交じりに語った。

番組では、メーガン妃がこのノッティンガム・コテージでDIYやガーデニングをしている画像を公開したが、妃は「夫は背が高いので常に頭をぶつけていた」と言い、「私達の人生の中で、舞台裏が実際にどうだったのか、誰も信じられないような章だったわ」と新婚当時の不満だった生活を回顧した。

なおヘンリー王子夫妻はこの小さなコテージを離れたいと発表した後、エリザベス女王からウィンザー城の敷地内にある邸宅フロッグモア・コテージを与えられ、2019年4月に引っ越した。

しかし王室伝記作家ケイティ・ニコール氏の著書『The New Royals ― Queen Elizabeth’s Legacy and the Future of the Crown』によると、ヘンリー王子夫妻はこのコテージではなくウィンザー城にあるスイートルームのような豪華な部屋がある住居を希望したが、女王に拒否されたという。

3つのエピソードからなる『ハリー&メーガン』の第2弾では、王室は他の王室メンバーに関するゴシップをもみ消すため、事実でなくてもメーガン妃の話を提供し攻撃していたことをメーガン妃は「オオカミの餌食にされた」と主張、ヘンリー王子は「兄(ウィリアム皇太子)を守るために王室に嘘をつかれた」と述べており、夫妻はセキュリティへの恐怖を明かしていた。


ある上級王室メンバーの関係者はこのように語っている。

「ヘンリー王子夫妻と内々に和解しようとする数々の試みに関して、国王とその家族は完全に一致団結していますが、悲しいことにヘンリー王子夫妻は、繰り返し彼らの不満を世界に広めています。」

来月初旬にはヘンリー王子の自叙伝の発売が予定されており、王室とヘンリー王子夫妻が望む両者の和解にはまだ時間がかかりそうである。

画像1枚目は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年6月28日付Instagram「TRH The Duke and Duchess of Sussex」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)