キャサリン皇太子妃が「クリスマス・キャロル礼拝」の新たな短編動画で、故エリザベス女王を偲ぶメッセージを送った。皇太子妃はクリスマスらしい煌びやかなジャケットを着て登場すると、「女王陛下は多くの遺産を残し、深いインスピレーションを与えてくれた」と感動的な言葉を述べた。動画を見た人からは「エレガンスの典型」「素晴らしいトリビュート」と称賛の声が続々と寄せられている。

ウェールズ公夫妻の公式SNSが現地時間22日、キャサリン皇太子妃が主催する「クリスマス・キャロル礼拝」の新たなプロモーション動画を公開した。

今年で2回目となる同イベントは今月15日、ロンドンのウェストミンスター寺院で開催された。当日はウィリアム皇太子ジョージ王子シャーロット王女が参加したほか、チャールズ国王夫妻ら王室メンバーやキャサリン皇太子妃の実家であるミドルトン一家、さらに慈善団体のスタッフ、地域ボランティア、軍人などを含む1800人以上が出席した。

イベントの様子は録画され、クリスマスイブとなる英時間24日に英ITVで『Royal Carols: Together at Christmas』と題して放送される。

新たに公開されたのは、イベントを直前に控えた最終準備を行う中で撮影された動画だ。映像が始まると、ウェストミンスター寺院内に設置したクリスマスツリーの前で煌びやかな黒いジャケットを着たキャサリン皇太子妃が現れる。そして今年9月に崩御したエリザベス女王を偲んで次のように述べた。

「今年はエリザベス女王陛下がいない、初めてのクリスマスとなります。陛下はクリスマスを人々が集い、信仰と友情と家族の大切さを再認識し、共感と思いやりを示す時として心に深く刻んでいらっしゃいました。」

続いて今回のクリスマス礼拝について「今年は、周囲に影響を与える何百もの人々を礼拝に招待しました」と語り、イベントに出席する人々をこのように称賛した。

「彼らは人と人との繋がりやコミュニティーの価値というものを示してくれました。こういった行いが、他者を支援するために期待以上のことをした人々を認識し感謝するという女王陛下の伝統を私達に引き継がせてくれたのです。」

最後には「陛下は素晴らしい遺産を残し、私達の多くに深いインスピレーションを与えてくれました」と女王への感謝の気持ちを伝えた。

なお動画でキャサリン皇太子妃が着ていたのは、ロンドンのファッションブランド「セルフ・ポートレート(Self-Portrait)」によるクロップ丈の黒いジャケットだ。

黒いスパンコールニットによるノーカラージャケットは、首周りや袖口、ポケットにゴールドの編み込みトリムが施され、ラインストーンのボタンで装飾したクリスマスらしい華やかなスタイルだ。ブランドの公式サイトでは400ポンド(約64,000円)で販売されている。

動画を見た王室ファンからは「エレガンスの典型で、素晴らしいお手本。女王陛下は昔も今も、あなたがすることすべてを誇りに思うでしょう」「亡き女王に捧げる、美しいトリビュート」「プリンセスはいつも優しく語りかけ、口調や立ち振る舞いが上品だ」と称賛のコメントで溢れ返った。



画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年12月22日付Instagram「So thrilled to be back at Westminster Abbey for our second #TogetherAtChristmas carol service.」』『The Prince and Princess of Wales 2022年12月22日付Twitter「So thrilled to be back at Westminster Abbey for our second #TogetherAtChristmas carol service.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)