ヘンリー王子(38)が10日に発売される回顧録『Spare(原題)』で、自身の初体験について綴っていることが明らかになった。王子は17歳の頃に匿名の年上女性から「種馬のように扱われ」、混んだパブの裏にある野原でコトを済ませたという。
王子は当時を振り返り「僕の多くの失敗のひとつだった」と人目の多い場所での行為を反省している。

現地時間5日、ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が発売日の10日より5日早くスペインのある書店に並べられてしまった。ミスに気付いた書店が回収したものの、すでに英メディア『Daily Mail Online』と『The Sun』が同著を入手していた。

同日には両メディアがその一部抜粋を掲載し、ヘンリー王子が兄ウィリアム王子(以下、当時)と共に、父チャールズ皇太子(以下、当時)に対してカミラ夫人(当時)と「結婚しないで」と懇願していたと伝えた

また英メディア『The Guardian』では、同著の入手先を明らかにしなかったものの一部を引用し、ヘンリー王子がウィリアム王子から「激しく罵られ、身体的暴力を受けた」と主張していると報じていた

さらに『Daily Mail Online』が伝えたところによると、同著ではヘンリー王子が17歳の時、匿名の年上女性に童貞を奪われたことを告白しているという。


ウィンザーにある名門イートン・カレッジの学生で寮生活を送っていたヘンリー王子のもとに、2001年のある日、王室の警備員の1人である“マーコ(Marko)”という男性が訪ねてきたそうだ。

2人はウィンザーの中心部にあるカフェで昼食を共にしたが、警備員は沈痛な表情で「真実を突き止めるため、ここに派遣された」と明かしたという。

その時ヘンリー王子は、警備員の言う「真実」が自らの初体験のことと勘違いしたそうで、次のように綴っている。

「僕が最近、童貞を失ったことを言っているのではと疑った。マッチョな馬が大好きで、僕を若い種馬のように扱った、年上女性との恥ずかしいエピソードのことだと思ったのだ。」

こう記した後、王子はその年上女性との初体験について赤裸々に告白したのである。

「僕はすぐに彼女に馬乗りになった。
コトが終わると彼女は僕のお尻を叩き、その場から追い出した。僕の多くの失敗のうちのひとつは、常時混んでいるパブの裏にある野原で行ってしまったことだ。確実に、誰かに見られていただろう。」

しかし警備員がヘンリー王子に会いに来たのは、そのような理由ではなかった。当時チャールズ皇太子の広報担当が、新聞社から「ヘンリー王子が学校で違法薬物を使用している証拠をつかんだ」と知らされたため、警備員はその件を確かめにきたのだった。

同著でヘンリー王子は「もちろん僕はあの時、コカインを使用していた」と述べ、「狩猟を楽しんだ週末に、ある人の家で勧められた。それ以来、何度かやっていた」と明かしている。


ヘンリー王子の初体験の相手については不明だが、昨年12月には英紙『The Times』が同著の一部を明らかにし、この匿名女性が英女優エリザベス・ハーレイ(57)だと噂されていることを伝えた

エリザベスは同紙のインタビューに応じ、「私じゃないわ。無実よ」と噂をきっぱりと否定。そして「ノー。それは私のことではないわ。絶対に違うわ」と断言していた。

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)