ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』で、父チャールズ国王がキャサリン皇太子妃とメーガン妃に対して嫉妬心を抱いていたと書かれていることが明らかになった。ヘンリー王子は父について、キャサリン皇太子妃とメーガン妃が故ダイアナ妃のように世間の注目を浴びすぎることにより、自分の脚光を奪われることを恐れていたと主張している。


ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が今月10日に発売となる5日前、スペインの大型チェーン書店の店頭で誤って販売されてしまった。すぐに回収されたものの、同著をすでに入手したという英国のメディアが同日中に衝撃的な内容の一部を掲載したのである。

これまでにはヘンリー王子がウィリアム王子(以下、当時)から身体的暴力を受けたと主張する部分やチャールズ皇太子(以下、当時)に「カミラ夫人(当時)と結婚しないで」と懇願したこと17歳の時の初体験についてウィリアム王子のベストマンを務めたのは「白々しい嘘だった」などといった内容が明らかになっている。

そして現地時間7日には英メディア『The Telegraph』が、ヘンリー王子が回顧録でチャールズ皇太子について記した内容を掲載した。

同著では、過去にチャールズ皇太子キャサリン妃(以下、当時)とメーガン妃に嫉妬していたと主張しているという。

ヘンリー王子はメーガン・マークル(以下、当時)と婚約前、父チャールズ皇太子から「彼女は結婚後も女優の仕事を続けるのか?」と聞かれた。
王子が「そうは思わない」と答えると、父は「愛しい息子よ。私達に金銭的な余裕がないことはすでに知っているだろう」と告げたそうだ。

同著によると、当時のチャールズ皇太子は「斬新で華麗な米国人女優」のメーガンに自分の脚光を奪われることを恐れたため、結婚後の2人への経済的支援を拒んだという。これについて王子は「父は以前にそのことを経験し、2度と同じことを起こしたくないと思っている」と説明している。

チャールズ皇太子は故ダイアナ妃と結婚生活を送っていた当時、メディアや世間の注目を浴びるのは常にダイアナ妃のほうだった。

ヘンリー王子とメーガン妃は2018年に結婚後、チャールズ皇太子から経済的支援を受けていた。
しかし2020年に王室離脱し米国に移住したことで、父からの支援は打ち切られてしまった。

同著ではこの他にも、世間の注目を浴びているウィリアム王子とキャサリン妃に、チャールズ皇太子が嫉妬していたとして次のように綴られているという。

「ウィリーは、彼(チャールズ)が望むことはすべてやっていた。だが時々、父は彼にあまりやり過ぎて欲しくはなかった。父とカミラは、ウィリーとケイトが世間から注目され過ぎるのを好まなかったから。」

画像は『Clarence House 2022年7月6日付Instagram「The Prince of Wales,」』『The Prince and Princess of Wales 2018年5月19日付Instagram「How are you celebrating the #RoyalWedding?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)