南海キャンディーズ山里亮太が、人気バンド・Mr.Children(略称:ミスチル)のファンたちから一斉にクレームを入れられる事態となっている。きっかけは1月25日に放送された朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)内の「クイズッス」での出来事だった。
同コーナーに出演している山里の親友“天の声”が、番組内で流れたミスチルの名曲に自身の声を被せて歌ったことで、ボーカルである桜井和寿の歌声がかき消されてしまったのだ。想像以上のクレームがあったのか、放送後にツイッターとラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で重ねて無礼を詫びた山里だったが、どうしても納得できないことがあるという。

25日の「クイズッス」では、同日発売されたMr.Childrenの30周年記念ライブツアーDVD&Blu-layを紹介した。最新映像として演奏中のシーンが流れると、タイミングよく“天の声”が熱唱。スタジオの注意を振り切り2回も歌声を被せて視聴者に衝撃を与えていた。

その後ツイッター上では、「ファンとして許せない」「台無しにするのホントやめて」など山里亮太への批判の声が多数あがってしまったのだ。
自ら「申し訳ございませんでした」と謝罪ツイートした山里であったが、同日深夜に放送された『山里亮太の不毛な議論』の冒頭でも「(天の声が)謝りたいって言ってるから、俺が代わりに謝ろうと…」と再度謝罪。本人も大好きなアーティストだったこと、スタジオに同じくミスチルファンの元競泳日本代表・松田丈志氏がいたことでテンションが上がってしまったと説明し、「今日ちゃんとDVDを手にして、ご気分を直されていればなあって…」と気分を害したであろう視聴者に対する気遣いを見せていた。

しかし山里は、すべての批判が“天の声”に向かっていることに納得できず、「一番悪いのは誰なんだろう? 加藤さんでしょ」と断言した。というのもはじめに天の声が歌唱した際、加藤浩次は「いい加減にしろよ」と激怒したが、それこそが彼による“煽り”だったというのだ。

わざわざ天の声がいるブースに乗り込もうとするほどの怒りを見せた加藤だが、その後スタッフに「最初からちゃんと聞かせてくれ」とお願いしたり、「もう余計なことすんなよ! 絶対すんなよ!」と何度も天の声をたしなめたりする様子は、山里にとってお笑い定番のネタフリに思えたという。

加藤の強引なフリを「半ば脅迫」と語り、あくまで自分はそれに従っただけと弁明した山里。
この釈明でファンらの怒りが鎮まるかは分からないが、視聴者からは「面白かった」「あのやりとりが見られなくなるの寂しい」といった声もあがっており、残りわずかとなった『スッキリ』での2人の掛け合いを楽しんでいる人も少なくないようだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)