お笑い芸人の山里亮太南海キャンディーズ)と若林正恭オードリー)の半生を描いた日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)が、4月9日にスタートした。森本慎太郎SixTONES)が山里亮太役、高橋海人(King & Prince)が若林正恭役を演じているが、山里と若林による漫才ユニット「たりないふたり」の仕掛け人として知られる安島隆プロデューサーは、初回を見て「良かった…! 凄まじい演技を見せてくれた高橋さん森本さんもある意味、明日のたりないふたり」とツイートしていた。
実は山里がラジオ番組で『だが、情熱はある』における若林の演者やスタッフ陣に対する配慮を明かしており、特に高橋海人とは「綿密」に打ち合わせを行っていたそうだ。

7日深夜放送の『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)にゲスト出演した山里亮太。自身がMCを担当する朝の情報番組『DayDay.』をはじめ、パーソナリティーを務めるラジオ番組やSNSなどで『だが、情熱はある』をたびたび話題に取り上げることから、若林正恭に比べると積極的にアピールしているように思える。東野幸治から「若林くんはなんで稼働せえへんの? 山ちゃんだけ肩をぶん回して、若林くんは優雅に芸能界を泳いでいる感じがする」と温度差を指摘されたところ、山里は若林について、照れ屋なところがあるから表立って宣伝をしないが「めちゃくちゃ裏でやってる」と陰の努力を明かした。スタッフ陣に対するケアを忘れず、なかでも自分の役を演じる高橋海人とは「綿密に食事に行ったり」しているらしい。

その高橋海人が9日放送の『おしゃれクリップ』にゲスト出演し、『だが、情熱はある』を手がける河野英裕プロデューサーからのメッセージが紹介された。
河野プロデューサーは高橋がメインキャストを務めたドラマ『ブラック校則』(2019年10月期)でも一緒に仕事をしており、今回のドラマを構想するうえで若林役は高橋しかいないと思ったそうだ。河野プロデューサーは、役者はさらけ出すことが大事な要素だと持論を展開し、高橋について「彼の素直さは役者としての強み」と見込んでオファーしたという。

『東野幸治のホンモノラジオ』で山里亮太が話したところによると、若林が高橋と食事をしながら「自分はこの時にこういう気持ちだったからこうしてくれ」とアドバイスすれば、高橋もまた「このシーンの時は若林さんってどういう気持ちだったんですか?」と熱心に聞いてメモにびっしり書いていたそうだ。若林が裏で目立たないように努力していることを吐露した山里。「それで、できない僕が表でおどけてみせて…」とぼやいたところ、東野は「悲しきピエロやな」と笑う。それでも山里を元気づけようと「(山里亮太役の)慎太郎くんと食事は?」と振ったが、山里が「ないです」と即答したために温度差を感じ「ないんか」と苦笑した。


ちなみに山里は、2月にラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、森本慎太郎から何度か食事に誘われたがスケジュールが合わず、実現しないままだと申し訳なさそうに話していた

画像2枚目は『安島隆 2023年3月10日付Twitter「#たりないふたり とスタッフ安島の歴史。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)