ハスキー犬のユニークな声を捉えた動画がSNSで注目を集めている。飼い主がイタリア語で話しかけると、それを真似てまるでイタリア語を話しているかのように吠えているのだ。
器用にイタリア語の特徴的なアクセントを模倣しており、ユーザーからは「なんでこんなにイタリア語に聞こえるの!?」といった驚きや笑いの声が寄せられた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

イタリア在住のアントニアさん(Antonia)は、シベリアン・ハスキーの“アーロン(Aaron)”を飼っている。アーロンは普段からお喋りなようで、アントニアさんはアーロンが言葉を真似して吠える様子を撮影した動画を、たびたびTikTokに投稿している。

その中でも今年9月29日に投稿した動画が、770万回超の再生回数を記録するほど反響を呼んだ。その動画には、アントニアさんがカメラを構え、目の前にいるアーロンに向かってイタリア語で話しかける様子が映っている。
アントニアさんが声をかけると、アーロンはその言葉を真似するように低い唸り声で吠えている。

続けてアントニアさんが、イタリア語によく見られる語尾を伸ばす発音を持つ単語を話すと、アーロンもしっかりと語尾を伸ばして吠えており、本当にイタリア語を話しているかのように聞こえるから驚きだ。

途中でアーロンは「ワン」と通常の犬の鳴き声を発しており、普通に吠えることもできると分かる。アーロンはアントニアさんが話し始めるとじっと見つめ、その話し方を真剣に真似しようとする様子がうかがえる。

ハスキー犬は群れで行動する犬種として知られており、また雪の降る地域でソリを引く犬としても有名だ。群れで活動するためにはコミュニケーションが重要となり、生き残るために遠吠えや吠えることで会話をするのは、ハスキー犬にとって本能的なものであるという。


動物には何世代にもわたって遺伝的に受け継がれる特徴がいくつかあるが、ハスキー犬にとっては吠えることがその受け継がれてきた特徴の1つである。そして、群れを離れて人間に飼われるようになった現在もハスキー犬はその特徴を残し、よく吠える犬種として知られている。


アーロンは飼い主のアントニアさんとコミュニケーションを取ろうとしているようにも見え、このユニークな鳴き声を聞いた人々からは、「これは完全にイタリア語を話しているね」「いつか吠えるのを忘れちゃいそうなくらい上手なアクセントだ」「うちのハスキーも英語を話すよ」「なんでこんなにイタリア語に聞こえるの!?」など、驚きや笑いの声が多数寄せられている。

なお、テックインサイト編集部ではアントニアさんに、アーロンのイタリア語を真似る才能にいつ気付いたのかなどをうかがうべく取材を申し入れている。

ちなみに2021年1月には、松葉杖を使って歩く飼い主を見た愛犬が、怪我をしていないのに片足をかばいながら歩く様子が動画に捉えられ、まるで同情しているような姿が話題を呼んでいた。



画像は『New York Post 2023年11月29日付「Dog barks in ‘Italian accent’ that sounds just like his owner’s as social media anoints him ‘sassy’」(aaron_husky_ / Instagram)』『Antonia 2023年9月29日付「Ai commenti negativi “ma che vuo?”」』『Russell Jones 2021年1月15日付Facebook「Cost me £300 in vet fees and X-rays, nothing wrong just sympathy.」』『Cheekclapper 2021年8月19日付TikTok「Outfit check with Hugo!」』『DaisygirlGSD 2021年12月3日付TikTok「Oh! You know just hanging with Pongo.」』『Nottinghamshire Live 2023年8月11日付「Dog told owner she was sick hours before symptoms using buttons」(Image: Christina Lee/SWNS)』『Metro 2023年1月12日付「Woman thought dog wasn’t listening to her but realised he only understands Spanish」(Picture: Ariana Giampietro/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)