子どもが触ったサンドイッチを「全買い取りになった」とブログに不満を綴り、ネットで猛批判を浴びたアイドルグループ・SDN48の元メンバーでブロガーの光上せあら(36)。8日に更新したブログでは「この件はこれで最後にします!!」と述べながら、こんな世の中では女性が「妊娠、出産したくなくならないで?」と日本の少子化問題に警鐘を鳴らしている。


光上せあらは5日に更新したブログで、3歳と2歳の子どもたちを連れて病院内のカフェに入った際、彼女が会計をしている間に子どもたちが売り物のサンドイッチを触り始めた状況を伝えていた。光上は子どもたちへ商品に触らないよう注意し、棚にサンドイッチを戻し、飲み物を受け取って席についたという。するとお店の人がサンドイッチを持ってきて、「もう(サンドイッチが)自立しない感じなので、何が起きましたか?」と商品を見せられたため、光上の方から「あーごめんなさい買い取ります」と申し出たそうだ。彼女は買い取った理由について、「だって持ってきたってことは、そういう(買い取って欲しい)ことだと思うから」と当時の心境をブログで説明している。

だが光上は、このカフェでの出来事がどうしても納得がいかなかったようで翌6日、「子育てママに世知辛すぎない!?」と題してブログを更新した。確かに子どもが商品を売り物にならない状態にするのは親の監督不足かもしれないが、子どもに悪気はなく「親も人間だから100%それを防ぐことはできない」と持論を展開
「世の中子連れママに厳しすぎないか?」と嘆き、「日本の一国を背負う人材を産み、育てて、さらには税金やらなんやら払っているのに、もっと優しくしてほしい」と、幼い子を抱えながら日々頑張っている母親をもっと温かい目で見て欲しいと訴えた。

しかしこのブログが複数のネットニュースになると、コメント欄が大荒れとなった。その多くが光上と同じ子育て世代の母親からの意見で、「買い取りは仕方ないよね。第三者の立場で言えば、誰かが触り変形した軽食は買いたくないもの」、「こういう、子どもがやったことなんだから仕方ないでしょ、多めに見てよって開き直る親が苦手です。むしろ非常識な親は常識的な親にとって一番迷惑な存在です。子育て世代をその人たちとひっくるめて捉えてほしくないとさえ思います」など、彼女にとってはかなり厳しい内容ばかりだった。


光上が、5日のブログでこの話題を取り上げてから一貫して望んでいるのは、「母親が安心して子育てができる」優しい社会である。今回のように子どもが迷惑をかけてしまった場合、「躾しろよ! 親、ちゃんとしろよ! 責任取るの当たり前!」と母親を責めるのではなく、まず手を差し伸べて欲しいと訴えているのだ。

そして8日のブログでは、自身のネットニュースに5000件を超すコメントが寄せられたことを紹介し、「これから妊娠して出産をする方や、世代のみんな、妊娠、出産したくなくならないで?」と綴り、「親になると自分の事プラス子供を育てながら、さらに人に迷惑かけないように生きなきゃいけない」、「迷惑かけられても許し合って生きていこうよ」と呼びかけた。また光上は、ブログに寄せられた「カフェに子ども来たらその子ども対応の店員が1人出てくる、とかそんなのが普通の世の中になったらいいですね!」という読者からの声を載せて、「こんな世の中になったらもっと子供を産みたい! 世の子育て価値観がこうなったら、少子化が良くなりそぉだ」と絶賛していた。

画像は『光上せあら オフィシャルブログ「剃る、抜くが難しい場所には自宅ムダ毛ケア機を」』より
(TechinsightJapan編集部 みやび)