東海などに活発な雨雲 静岡県で1時間に50ミリ以上の非常に激...の画像はこちら >>

今日17日は東日本を中心に大気の状態が不安定となっています。静岡県浜松市では明け方に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るなど、局地的に雨雲が発達しました。

このあとも関東や東北、北海道で急な強い雨や落雷、突風に注意が必要です。

静岡県浜松市で非常に激しい雨

今日17日は、東日本を中心に大気の状態が不安定となっています。今朝は、東海を中心に雨雲が発達しました。明け方には、静岡県浜松市で午前5時7分までの1時間に54.5ミリの滝のような非常に激しい雨、岐阜県美濃市では3時23分までの1時間に24.5ミリのどしゃ降りの雨が降るなど、活発な雨雲や雷雲がかかりました。

関東や東北など変わりやすい天気

東海などに活発な雨雲 静岡県で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨

午前8時半現在、関東の南の海上に活発な雨雲や雷雲がかかっています。また関東や東北、北海道のあちらこちらで雨の降っている所があります。

東海は次第に晴れてきますが、関東や東北、北海道はこのあとも不安定な空模様が続く見込みです。日が差す所もありますが、午後にかけても変わりやすい天気で、急にザッと雨が降ったり雷が鳴ったりする所があるでしょう。急な強い雨や落雷、突風にご注意ください。

非常に激しい雨とは?

東海などに活発な雨雲 静岡県で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。

外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降った所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。