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今シーズンはインフルエンザが早い時期から猛威を振るいました。2020年の第2週(1月6日~12日)の患者数の推計は約78.5万人。

2020年の第2週の定点当たり報告数は18.33で、お正月休みにあたる第1週の13.93よりは増加したものの、年末の2019年第52週の23.24よりは少なくなっています。

1月のインフルエンザの流行は?

今シーズンは季節性インフルエンザが早い時期から猛威を振るいました。上のグラフの通り、11月からインフルエンザ患者報告数が例年に比べかなり多くなっていたことが分かります。
今日(20日)、厚生労働省から発表されたインフルエンザの発生状況によりますと、第2週(1月6日~12日)の患者数の推計は約78.5万人でした。2020年の第2週の定点当たり報告数は18.33で、お正月休みにあたる第1週の13.93よりは増加したものの、年末の2019年第52週の23.24よりは少なくなっています。(※定点当たり報告数とは、定点医療機関からの報告数を定点数で割った値のことで、言いかえると1医療機関当たりの平均報告数のことです。

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インフルエンザの患者数はお正月休み明けになると急激に増える年が多いですが、今シーズンは少し違い、今のところ急激に増えておらず、昨シーズンの同時期より少なくなっています。とはいえ、全国で警報レベルを超えている保健所地域は138箇所(43都道府県)にのぼっています。受験シーズンでもありますので、引き続き対策はしっかりとなさって下さい。

この先の天気は?

早すぎたインフルエンザの流行 1月はどうなった?

22日(水)以降、広く曇りや雨の天気の日が多くなりますが、気温のアップダウンが大きくなりそうです。23日(木)、24日(金)頃の最高気温は北海道でもプラスの気温の所が多く、東北では10度くらいでしょう。関東以西では15度くらいまで気温が上がり、3月並みの所が多くなりそうです。

一方、26日(日)頃からは北海道は広く氷点下、東北も5度以下の所が多くなるでしょう。関東でも10度に届かず、震えるような寒さになりそうです。東海以西は比較的、気温は高めでしょう。
この先、太平洋側もぐずついた天気で、この時期としては空気の乾燥はありませんが、北海道から関東では気温の変化が大きくなります。服装で上手に調節して体調を崩さないようお気をつけ下さい。