最後は足を引きずりながらプレーしたシュワルツマンが勝利

1月18日、全豪オープン2日目、男子シングルス1回戦。第13シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/世界ランク13位)は、フィリップ・クライノビッチ(セルビア/同36位)と対戦。
第3セット終盤、右太ももにトラブルが発生したシュワルツマンだったが、6-3、6-4、7-5で勝利し、2回戦進出を決めた。

【動画】シュワルツマン×クライノビッチ全豪1回戦ハイライト

試合開始3ゲームは、互いにミスが続き、ブレークを奪い合う展開に。そこで1ブレークアップとしたシュワルツマンが、4-3で迎えた第8ゲームでブレークのピンチを凌ぐと、続くゲームでミスを引き出し、3度目のブレーク。6-3で第1セットを奪う。

第2セットは逆にキープが続く展開に。クライノビッチは、スピードあるフォアハンドを打ち込んでいくが、シュワルツマンはしっかり走って返球。
見応えあるロングラリーが多くなる。
試合が動いたのは3-4で迎えたクライノビッチのサービスゲーム、ショットが乱れてしまい、先にブレークを許す。それでも、続くゲームで粘ってすぐにブレークバックするが、クライノビッチはいいプレーが持続しない。
5-4で再びシュワルツマンがブレークし、6-4でセットを連取する。

ブレーク合戦となった第3セット、シュワルツマンが5-3でサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、シュワルツマンのショットが精度を欠き、1ポイントしか奪えずブレークバックを許してしまう。

直後のチェンジオーバー、シュワルツマンはメディカルタイムアウトを要求。トレーナーに右大腿部(ヒザの上)のマッサージを受ける。

その後もポイント間に足を気にするシュワルツマン。第11ゲームをなんとかキープして5-4とすると、続くゲーム、早めの強打で15-40とマッチポイントを握る。ここでクライノビッチがダブルフォールトとなり、7-5。足を引きずりながらもなんとか勝利した。


この試合、クライノビッチのアンフォーストエラーは53(シュワルツマンは36)とミスが多くなっている。

シュワルツマンは明後日の2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のクリストファー・オコネル(オーストラリア/同175位)と対戦する。

■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)~30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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