第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が、地元選手として44年ぶりに制した全豪オープン。感動的なエンディングとなった女子シングルスで使用されたラケットをチェックしていこう。
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優勝
アシュリー・バーティ(オーストラリア/同1位)
■ヘッド グラビティ[HEAD Gravity]
★滑るようなスライスで相手の強打を防ぎ、多彩な攻撃でポイントを重ねていく。大会を通じて見事なプレーを見せたバーティはグラビティを使用。ただし、ストリングパターンは、16×19になっている。
準優勝
ダニエル・コリンズ(アメリカ/同72位)
■バボラ ピュアアエロ[BabolaT Pure Aero]
★2019年シーズンまではヘッド「ラジカル」を使っていたコリンズ。昨シーズンからピュアアエロを使用。惜しくも準優勝となったが、バーティのスライスに対しても素晴らしい対応を見せていた。
ベスト4
マディソン・キーズ(アメリカ/同28位)
■ウイルソン ブレード98 18x20 V8.20[Wilson Blade 98 18x20 V8.0]
★以前はウイルソン「ウルトラ」を使用していたが、昨年5月から「ブレード」に変更。それが奏功したか、2018年USオープン以来4度目のグランドスラムベスト4進出を果たした。
ベスト4
イガ・シフォンテク(ポーランド/同8位)
■テクニファイバー Tリバウンド298イガ[Tecnifibre T-Rebound 298 Iga ]
★優勝した2020年全仏オープン以来となる4強入りを果たしたシフォンテクは、シグニチャーモデルでプレー。準決勝では、いつもどおりのプレーができなかった。
ベスト8
ジェシカ・ペグラ(アメリカ/同16位)
■ヨネックス イーゾーン98[Yonex EZONE 98]
★イーゾーンと共に勝ち上がり、2年連続でのベスト8となったペグラ。バーティ戦では、スライスに手間取り、持ち前の強打が発揮できなかった。
ベスト8
バルボラ・クレチコワ(チェコ/同3位)
■ヘッド グラフィン360+エクストリームMP [Head Graphene 360+ Extreme MP]
★さすがダブルス世界1位、そして全仏女王という多彩さを見せたクレチコワは、スピンに特化したエクストリームを使用。しかし準々決勝キーズ戦では、うまく強打に対応できなかった。
ベスト8
アリーゼ・コルネ(フランス/同37位)
■バボラ ピュアストライク16×19[BabolaT Pure Strike 16x19]
★実にグランドスラム63大会目にして、最高成績のベスト8。こういうドラマがあるからおもしろい。猛暑となった4回戦ではシモーナ・ハレプ(ルーマニア/同22位)を撃破。今後も楽しみだ。
ベスト8
カイア・カネピ(エストニア/同62位)
■ウイルソン ウルトラ100[Wilson Ultra 100]
★36歳にしてグランドスラム7度目のベスト8。なんとですべてのグランドスラム8強入りは見事。181cmという身長を生かした強烈なストロークは、ウルトラとマッチしているのかもしれない。
大坂なおみ(フリー/同85位)
■ヨネックス イーゾーン「Yonex EZONE 98」
★お馴染みのイーゾーン98でプレー。惜しくも連覇はできなかった大坂だが、試合中に見せた集中力は、今後を期待させるものだった。
土居美咲(ミキハウス/同76位)
■ダンロップ CX200[DUNLOP CX200]
★土居といえば、CXシリーズユーザー。全豪オープンでは惜しくも初戦敗退となったが、前哨戦のWTA500アデレード国際1では4強入り。今後がさらに楽しみになるプレーを見せてくれた。
日比野菜緒(ブラス/同95位)
■ヨネックス ブイコア100[Yonex VCORE100]
★全豪予選決勝で惜敗もラッキールーザーで本戦入りを果たした日比野。今回もブイコア100でプレーしている。昨シーズンは、GS3大会で2回戦進出を果たしているだけに、これからが楽しみである。
<ウイルソンWilson>
■「ブレード」シリーズ使用者/V.クデルメトワ(ロシア)、J.オスタペンコ(ラトビア)、E.スビトリーナ(ウクライナ)、M.コスチュク(ウクライナ)、A.シャルマ(オーストラリア)、S.ロジャーズ(アメリカ)、S.ハレプ(ルーマニア)、M.フレッチ(ポーランド)、K.ボリネッツ(アメリカ)、B.ハダッド・マイア(ブラジル)、E.ラドゥカヌ(イギリス)、H.バプティースト(アメリカ)、L.サムソノワ(ロシア)、A.サバレンカ(ベラルーシ)、T.マルティンコワ(チェコ)、A.リスケ(アメリカ)、P.マルティッチ(クロアチア)、G.ミネン(ベルギー)、S.ソリベス・トルモ(スペイン)、D.パリー(フランス)、P.バドサ(スペイン)、A.ハルトノ(オランダ)、E.アレクサンドロワ(ロシア)
■「ウルトラ」シリーズ使用者/K.ムラデノビッチ(フランス)、V.アザレンカ(ベラルーシ)、M.サッカリー(ギリシャ)、J.クリスチャン(ルーマニア)、A.トムヤノビッチ(オーストラリア)、C.ドラハイド(アメリカ)、O.ドダン(フランス)、S.ジャン(中国)、A.ラス(オランダ)、M.シェリフ(エジプト)、K.クコワ(スロバキア)、M.イングリス(オーストラリア)
■「プロスタッフ」シリーズ使用者/K.シニアコワ(チェコ)、P.クビトワ(チェコ)、Q.ジェン(中国)、A.ペトコビッチ(ドイツ)、A.K.シュミドローワ(スロバキア)
■「クラッシュ」シリーズ使用者/M.ブレングル(アメリカ)
■「バーン」シリーズ使用者/A.パブリチェンコワ(ロシア)
■不明/A.アニシモワ(アメリカ)
<ダンロップDunlop>
■「FX」シリーズ使用者/Z.ディアス(カザフスタン)、A.リー(アメリカ)、Q.ワン(中国)
<デカトロン アルテンゴ Decathlon ARTENGO>
■「TR990」シリーズ使用者/D.カサトキナ(ロシア)
<テクニファイバーTecnifibre>
■「Tリバウンド」シリーズ使用者/M.ザネフスカ(ベルギー)
<バボラBabolaT>
■「ピュアドライブ」シリーズ使用者/A.ポタポワ(ロシア)、C.オソリオ(コロンビア)、Y.プチンツェワ(カザフスタン)、S.ケニン(アメリカ)、K.フリプケンス(ベルギー)、A.コンユ(クロアチア)、I-C.ベグ(ルーマニア)、V.トモワ(ブルガリア)、C.ビュレル(フランス)、G.ムグルザ(スペイン)、R.ピーターソン(スウェーデン)、M.リネッテ(ポーランド)、R.アンダーソン(アメリカ)、X.ワン(中国)
■「ピュアアエロ」シリーズ使用者/L.ブロンゼッティ(イタリア)、B.ペラ(アメリカ)、E.メルテンス(ベルギー)、L.フェルナンデス(カナダ)、E.ベクタス(アメリカ)
■「ピュアストライク」シリーズ使用者/A.コンタベイト(エストニア)、H.ワトソン(イギリス)
<プリンス Prince>
■不明/V.ズボナレワ(ロシア)
<ヘッド HEAD>
■「インスティンクト」シリーズ使用者/H.タン(フランス)
■「エクストリーム」シリーズ使用者/A.サスノビッチ(ベラルーシ)
■「グラビティ」シリーズ使用者/L.ツレンコ(ウクライナ)
■「スピード」シリーズ使用者/J.タイヒマン(スイス)、M.トレビザン(イタリア)、S.ストーサー(オーストラリア)、P.ホン(オーストラリア)
■「ブーン」シリーズ使用者/D.コビニッチ(モンテネグロ)、C.ガウフ(アメリカ)
■「ラジカル」シリーズ使用者/L.デイビス(アメリカ)、C.リュー(アメリカ)、A.バン・ウィトバンク(ベルギー)、S.スティーブンス(アメリカ)
■「プレステージ」シリーズ使用者/N.パリザス・ディアス(スペイン)
<ヨネックスYonex>
■「イーゾーン」シリーズ使用者/B.ベンチッチ(スイス)、K.ユバン(スロベニア)、A.カリニナ(ウクライナ)、S.J.ジャン(韓国)、D.サビル(オーストラリア)、A.セバストワ(ラトビア)、S.シルステア(ルーマニア)、A.ボンダル(ハンガリー)、M.ボンドロウソワ(チェコ)、S.サンダース(オーストラリア)、X.ワン(中国)
■「ブイコア」シリーズ使用者/C.ジョルジ(イタリア)、I.バラ(ルーマニア)、E-G.ルース(ルーマニア)、J.パオリーニ(イタリア)、T.マリア(ドイツ)、V.クズモワ(スロバキア)、D.ベキッチ(クロアチア)、P.ウドゥバディー(ハンガリー)、F.フェロ(フランス)、V.ゴルビッチ(スイス)、E.リバキナ(カザフスタン)、T.ジダンセク(スロベニア)、H.ダート(イギリス)、S.フォーゲレ(スイス)、A.ケルバー(ドイツ)、M.ボウズコワ(チェコ)、R.マリノ(カナダ)、C.ガルシア(フランス)、C.ブッカ(スペイン)、V.グラチェワ(ロシア)
■「ブイコアプロ」シリーズ使用者/D.ヤストレムスカ(ウクライナ)、C.タウソン(デンマーク)