現地2月26日、「メキシコ・オープン」(メキシコ・アカプルコ/ATP500)シングルス決勝が行われ、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)が、第6シードのキャメロン・ノリー(イギリス/同12位)を6-4、6-4で下し、全豪オープンに続いてタイトルを獲得。開幕から負けなしの15連勝を飾った。
【動画】ナダルが開幕15連勝でシーズン3勝目! 決勝ハイライト
ナダルに対するは、前週のATP250デルレイビーチ大会で優勝を飾っているノリー。白熱したラリー戦が繰り広げられたが、ナダルの安定感が際立った。第1セットでは89%でファーストサーブを入れて、79%でポイントを獲得。ノリーにチャンスを与えることなく、1ブレークでナダルがセットを奪う。
続く第2セットでは互いに1度ずつブレークして迎えた第5ゲームで、ナダルが2度目のブレークに成功。何とか追いつきたいノリーだったが、攻撃に焦りが出てミスを重ね、ナダルが第7ゲームもブレーク。その後、ノリーもブレークし返したものの、ナダルがリードを保って、ツアー通算91度目を挙げた。
ナダルは「試合中は、とても難しい場面もあったけど、それを乗り越えてチャンスをものにできた。とてもうれしいよ。僕にとってとても重要なタイトルだったし、これ以上うれしいことはない」とコメント。
過去に同大会を3度優勝しているナダルの最初の優勝は、2005年と歴代優勝者では最年少の18歳。ナダルにとってツアー3勝目だった。
これで今シーズン開幕のATP250メルボルン大会、全豪オープン、そして今大会と負けなしの15連勝。2021年8月には引退寸前まで追い込まれた左足の怪我の影響でツアーを離れたが、復帰シーズンで自己最高のスタートを切った。