現地3月14日、ガエル・モンフィス(フランス/世界ランク28位)は、試合後の記者会見で、自身の妻でウクライナ出身のエリーナ・スビトリーナ(女子同18位)について、「数週間前まで毎晩泣いていた。そんな妻をみるのは簡単なことではなかったよ」「彼女が寄り添えるような肩でありたい」とコメントした。
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この日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦で、第1シードのダニール・メドベデフ(同1位)を撃破したモンフィス。
ロシア軍に侵略されているウクライナについて、発信している妻の存在について、自身に影響があるかと聞かれると、「数週間前まで毎晩泣いていた。そんな妻をみるのは簡単なことではなかったよ。大変なことだ。もちろん私は、毎日、彼女のため、彼女の義理の家族のため、そばにいるようにしている。今は、できる限り最善の方法で管理しようとしている。義理の家族についても、彼らが安全で幸せであるように、私にできることなら何でもしてあげたいと思っている」と答えている。
スビトリーナは、ウクライナ第3の都市と呼ばれるオデッサ出身。すでにロシア軍による侵略が及んでいると報道されている。彼女の家族についての安否については、モンフィスは語っていない。その無事を祈りたいところである。
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