現地4月3日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、第14シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク16位)が、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)を7-5、6-4で下し、18歳11ヵ月で大会最年少優勝を果たした。
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「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)でベスト4に入り、勢いに乗るアルカラス。
試合は、先にルードにリードを許したアルカラスだが、徐々にラリーに粘りが出てくると、第7ゲームでブレークに成功。さらに5-5で迎えたセット終盤でリードを奪って、7-5で第1セットを先取する。
続く第2セットも序盤で2ブレークし、3-0としたアルカラス。第4ゲームで1つ返されたものの、最後まで攻め切り、チャンピオンシップポイントではサーブ&ボレーを見せ、自身初となるATPマスターズ1000初優勝を果たした。
試合直後、フェレーロ氏ら陣営のもとへ向かったアルカラス。フェレーロ氏は涙を流して、愛弟子を迎え、ハグをして優勝を喜んだ。
アルカラスは、「最高の気分だ。ここマイアミで応援してくれる人たちと一緒にタイトルを獲得できたことがとてもうれしい。ハードワークが実を結んだというか、初めてマスターズ1000を獲得できたのは素晴らしいね」と率直な思いを吐露。
最後のポイントでサーブ&ボレーを選択した理由は、「この試合ではサーブ&ボレーが鍵になった。
今シーズン、2月のATP500リオデジャネイロ大会に続いて2勝目を挙げたアルカラス。18歳11ヵ月での「マイアミ・オープン」優勝は、19歳10ヵ月で優勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)を抜いて、最年少記録となった。