現地7月6日、ウィンブルドン男子シングルス準々決勝、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク4位)は、腹筋痛を押しながらプレーし、フルセットの末に第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同14位)に勝利。3年ぶり8度目の準決勝進出を決めた。
【動画】大ピンチからの逆転勝利、ナダル対フリッツ第5セット10ポイントタイブレークをチェック
会見の冒頭、「感情的な試合で重要な勝利を挙げることができた」と試合の感想を語ったナダルは、腹筋について「今日始まったことではないのは明らかだ。2、3日前から兆候はあった。今日は間違いなく最悪の日だった。痛みが増加して、動きが制限された」と説明した。
“3年ぶりの芝でのプレーという影響もあるのか?” それに関しては、ナダルがノーだと言っている。
「(芝の影響は)感じていない。 (体の)問題をおけば、テニスのレベル、感覚も、正直言って最高だし、とてもいいプレーをしていると自分でも感じている。正直、今は(腹筋を)心配しているけどね」「明日、少しテストをするつもりだよ。でも状態の把握は難しいだろう。これまでのキャリアの中で、いろいろなことを経験することに慣れているし、痛みを我慢し、問題を抱えながらプレーすることにも慣れているんだ」とナダル。
第2セットで取ったメディカルタイムアウトでは、「ドクターからは抗炎症剤と鎮痛剤をもらって、理学療法士は筋肉を緩めようとした。
気になるのは準決勝でニック・キリオス(オーストラリア/同40位)とプレーできるのか? ということ。
それについてナダルは、「正直、わからない。明確には言えない。今言って明日状況が変わったら嘘つきになるからね。さまざまな意見を知ること、適切な方法をすべて確認する必要がある。
■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
【特集】ウィンブルドン2022の記事はこちら