錦織圭が159位に後退。日本人トップは西岡良仁の99位

7月11日、ATPは世界ランキングを更新。
日本人トップである西岡良仁(ミキハウス)は2つ上げた99位となり、ダニエル太郎(エイブル)は12上げた106位に。錦織圭(ユニクロ)は前々週から45下げた159位となった。

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6月27日から2週間かけて行われたウィンブルドンでは、決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がニック・キリオス(オーストラリア)を下し、大会4連覇を達成。通算7度目のウィンブルドン制覇とともに、グランドスラム優勝回数でも22勝のラファエル・ナダル(スペイン)に迫る21勝とした。

だが、ランキングにおいては、同大会がロシアのウクライナ侵攻によりロシアとベラルーシ選手の出場を禁止にしたことを受け、ATPは同大会でランキングポイントを付与しないことを決定。

ジョコビッチが4つ下げた7位となり、2018年8月以来となるトップ3から陥落。さらに、昨年準優勝のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が4つ下げて15位、ベスト4のフベルト・フルカチュ(ポーランド)が2つ下げて12位、デニス・シャポバロフ(カナダ)が7つ下げた23位と、昨年大会で好成績を残していた選手は獲得したポイントが失効し、軒並みランクダウンした。

今年1月下旬に股関節の手術を受けた錦織は、ランキングを159位に落とす。だが、北米ハードコート・シーズンとなる7月25日開幕の「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ATP250)と、その翌週の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC)にワイルドカード(主催者推薦)でエントリー。約10ヵ月ぶりに実戦復帰を果たすこととなりそうだ。

また、西岡とダニエルがウィンブルドン本戦に出場し初戦敗退となったが、翌週にはチャレンジャー大会に出場。西岡は「ポルト・オープン」(ポルトガル・ポルト/ハード)でベスト4、ダニエルは「ブラヴォ・オープン」(ドイツ・ブラウンシュヴァイク/クレー)でベスト8入りし、西岡が99位、ダニエルが106位へとランクアップを果たした。
内田海智(富士薬品)もチャレンジャー大会で着実に勝利を積み上げ、キャリアハイとなる175位に上昇している。
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