園部八奏が全米に続いて全豪でも決勝へ
現地1月24日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)ジュニアの部女子シングルス準決勝が行われ、第4シードの園部八奏(そのべ・わかな、与野テニスクラブ/ジュニア世界ランク7位)は、第1シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア/同1位)を6-3,6-4で下し、同大会では日本人女子初の決勝進出を果たした。
2022年からアメリカのIMGテニスアカデミーで腕を磨く17歳の園部は、昨年の全米オープンで準優勝。
準決勝では昨年の全豪オープンとウィンブルドンで準優勝の成績を残し、ジュニア世界ランク1位のジョーンズ。ジュニアの部でダブルス決勝に進んでいるだけでなく、プロの女子シングルスや混合ダブルスにも出場し、この日が11試合目となった。
その影響からか開始からジョーンズはファーストサーブが入らず、園部がプレッシャーをかけていく。ストロークでも精彩を欠いた相手の隙を見逃さなかった園部が、1ブレーク差を守り切り6-3で第1セットを奪う。
続く第2セットでも園部が序盤からチャンスを作り続けて先にリードする展開。キレのあるサーブや伸びのあるストロークで、ピンチをことごとくセーブし6-4。昨年の全米オープンに続いて決勝進出を果たした。
日本人女子の全豪オープンジュニア決勝は初。1969年に全仏オープンとウィンブルドンを制した沢松和子以来、56年ぶり史上2人目のグランドスラムタイトル獲得を狙う。
決勝では第6シードのクリスティーナ・ペニコバ(アメリカ/同10位)と対戦。ペニコバは準決勝でミア・ポハンコワ(スロバキア/同48位)を6-4,4-6,7-5で下している。