内島萌夏、対トップ10から初白星でマドリードOP16強
女子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)シングルス3回戦が4月27日に行われ、内島萌夏(安藤証券/世界ランク56位)が第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を6-3,6-2で下し、ベスト16入りを果たした。
【動画】内島萌夏、世界3位を圧倒しマドリードOP4回戦進出 ハイライト
4月11~13日に行われた女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」ファイナル予選で、エースとしてシングルスで2勝を挙げて、日本の2年連続ファイナル進出に貢献した23歳の内島。
今大会本戦は初出場。1回戦でロビン・モンゴメリー(アメリカ/同100位)を1-6,6-4,6-3で、2回戦でグランドスラム3度の準優勝経験のある第26シードのオンス・ジャバー(チュニジア/同28位)を4-6,6-3,6-4と、2試合連続の逆転勝ちで3回戦に進んでいた。
3回戦の相手は、今季すでに2勝を挙げている世界3位のペグラ。第1セット、先にブレークを許した内島だが、1-3から5ゲームを連取。6-3でセットを奪うと、第2セットも4ゲームを連取して流れに乗る。ペグラに1ブレーク差に追いつかれたものの、リターンゲームで強さを発揮した内島。4-2でこの試合5度目のブレークに成功して、そのまま6-2。世界3位を圧倒し、トップ10から初勝利を挙げてベスト16入りを果たした。
試合後には、「初めてトップ5からの勝ちだったのでうれしいですし、今日は自分のプレーも良かったのですごくうれしい」とコメント。「クレーで育ったわけではないけど、自分のゲームがクレーに合っているのは、昨年のマドリードでのITF大会を優勝して自信になっていた。勝ち上がれて思い出の街になった」とクレーコートでの戦いに自信を深めた。
また、「今年、グランドスラムやWTA1000で2週目に残るのが目標だった。
4回戦では第21シードのエカテリーナ・アレキサンドロワ(同22位)と対戦する。