日本人女子8名が「全仏オープン」シングルス予選に出場

グランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス予選1回戦が現地5月20日に行われ、本玉真唯(安藤証券/世界ランク201位)が予選2回戦に進出。齋藤咲良(富士薬品/同165位)は初戦敗退を喫した。


【画像】日本女子8名が出場「全仏オープン」女子シングルス予選組み合わせ

5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。日本人女子では8名が出場し、20日の予選1回戦に2名が登場した。

同大会予選に4度目の挑戦となった本玉は、エレナ・プリダンキナ(同168位)と対戦。第1セット、相手のミスに乗じてポイントを先行した本玉が序盤でリードを広げる。2ブレーク差を保ったまま、6-2でセットを奪った。

一気に勝負を決めたい本玉は、第2セットの最初のサービスゲームを落としたが、粘り強さと精度の高いショットですぐさまブレークバック。その後サービスキープが続く中、5-5の第11ゲームで値千金のブレークに成功し、サービング・フォー・ザ・マッチでは0-40とピンチからキープに繋げて7-5と、3年連続となる予選2回戦進出を決めた。2回戦では第22シードのフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)と対戦する。

昨年大会の予選決勝で惜しくも本戦入りを逃した齋藤は、予選第6シードのテイラー・タウンゼント(アメリカ/同106位)と対戦。試合の立ち上がりから力強いバックハンドを武器に、一時は4-1とリードしたものの、突如ミスが急増。リズムを失い、もつれたタイブレークでも6連続ポイントを許して6-7(1)でセットを失う。第2セットでは2-5から挽回して再びタイブレークに突入。
2本のセットポイントを活かすことができず6-7(6)とストレートで敗れた。

21日の予選2回戦には、本玉のほか予選第31シードの柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同123位)、日比野菜緒(ブラス/同200位)が登場する。

<5月20日の日本人女子試合結果>
○本玉真唯(安藤証券/同201位) 6-2 7-5 ●エレナ・プリダンキナ(同168位)
●齋藤咲良(富士薬品/同165位) 6-7(1) 6-7(6) ○テイラー・タウンゼント(アメリカ/同106位)[6]

<5月21日の日本人女子試合予定>(日本時間17時に第1試合開始)
・コート14第1試合
日比野菜緒(ブラス/同200位) vs. ビアンカ・アンドレスク(カナダ/同102位)[17]
・コート10第2試合
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同123位)[31] vs. サラ・ベイレク(チェコ/同193位) 
・コート10第3試合
本玉真唯(安藤証券/同201位) vs. フランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)[22]
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