サバレンカ、わずか1時間の圧勝劇で7年連続初戦突破
今年2つ目となるグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)が5月25日に開幕。センターコートであるコート・フィリップ・シャトリエのオープニングマッチに登場した女子シングルス第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)は、カミラ・ラヒモワ(同86位)を6-1,6-0で下し、2回戦に進んだ。
【動画】サバレンカがわずか1時間の圧勝劇で2回戦へ
27歳のサバレンカは、今年1月の全豪オープンではマディソン・キーズ(アメリカ/同9位)に敗れて3連覇を逃したものの、WTA1000マイアミで優勝。クレーコート・シーズンでもWTA1000マドリードを制して、世界1位をキープしている。
8年連続出場となった全仏オープンは2023年にベスト4、昨年はベスト8となっており、今大会でのタイトル獲得を狙う。
その初戦では過去2戦負けなしとしているラヒモワと対戦。試合序盤から相手を崩してウィナーを奪っていくサバレンカは、リターンでもプレッシャーをかけ続けて、第2ゲームでいきなりブレークする。スピードを抑えつつ、精度の高いサーブで主導権を握り、危なげなくサービスキープ。第6ゲームでリードを広げて6-1でセットを奪う。
第2セットではミスが増えたものの、すべてのリターンゲームでチャンスを作って3度のブレークに成功。最後までラヒモワに流れを渡さずに6-0と、試合時間わずか1時間で2回戦進出を決めた。
試合後、「今日勝てて本当にうれしいわ。自分のプレーのレベルにも満足している。あのコートでプレーするのは素晴らしい。
世界ランク1位のプレッシャーについて問われ、「もちろん1位になることはずっと目標だった。でも、キャリアのこの段階ではそれがすべてではない。自分自身に集中して、毎日少しずつ成長していくことが大事。それに今は集中していて、ランキングが1位でも2位、10位でもコートに出てベストのテニスをしなければいけない。それが私の考え。プレッシャー、期待も特に変わりない」とベストを尽くすことに全力を注ぐ。
2回戦ではジル・タイヒマン(スイス/同97位)と対戦する。