シフィオンテク、全仏オープン4連覇は好スタート


「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス1回戦が現地5月26日に行われ、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク5位)はレベッカ・スラムコワ(スロバキア/同42位)を6-3,6-3で下し、大会4連覇へ向けて好スタートを切った。

【動画】シフィオンテク、全仏オープン4連覇へ初戦突破

23歳のシフィオンテクは、今季4度のベスト4入りも勝ちきれない場面も多く、いまだタイトルはなし。
得意のクレーコート・シーズンでも、新型コロナウイルスにより変則的なスケジュールとなった2020年以来の無冠で全仏オープンを迎えた。

1968年のオープン化以降、初の大会4連覇を狙うシフィオンテク。初戦では今年の全豪オープンで6-0,6-2と完勝しているスラムコワと対戦した。

第1セット、落ち着いた立ち上がりを見せたシフィオンテクは、徐々にペースを上げて2度のブレークに成功。6-3でセットを先取する。続く第2セットでは、ミスも増えて第1ゲームをブレークされたが、動きのキレは最後まで持続。相手のミスにも助けられ、1-3から5ゲームを連取して一気に試合を決めた。

「すごくいい気分よ。素晴らしい1回戦で、安定したパフォーマンスだったと思う」と振り返った。

2回戦では過去4戦全勝としている2021年全米女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/同41位)と対戦。セットすら落としていない相手となるが、「彼女は間違いなく素晴らしい選手。フォアハンドも強力だし、トップスピンもうまく使う。
何度か対戦していて、お互いのプレースタイルもわかっている。集中してしっかり戦いたい。全米を勝った選手なのだから素晴らしいテニスをする。ちゃんと準備して臨むわ」とした。
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