ブルックスビー 初出場のジャパンオープンで4強
男子ツアー「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス準々決勝が9月28日に行われ、ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/世界ランク86位)が、ホルガー・ルーネ(デンマーク/同11位)を6-3,6-3で下して、準決勝進出を果たした。
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24歳のブックスビーは、今年3月のATP250ヒューストンでツアー初優勝。
この日は、昨年ベスト4に入り、今年も準々決勝までストレートで勝ち上がっているルーネと対戦。試合の立ち上がり、互いにテンポよくポイントを獲得してサービスキープする。強烈なフォアハンドやドロップショットで揺さぶるルーネに対し、ブルックスビーはエネルギッシュなプレーを続ける。
セット中盤のピンチをしのぎ切ったブルックスビーは、3-3の第7ゲームでチャンスボールのミスが出たルーネのサービスゲームを破る。苦しむルーネを感じ取ったが、「自分のプランを変えることはなかった。相手が疲れているように見えたら走らせ続けようとしている」と動じず。コートを広く使って相手を動かすプレーで流れを渡さない。第9ゲームも破って6-3でセットを奪った。
第2セットではルーネに先にリードを許したが、安定したプレーを続けたブルックスビー。粗さが目立つルーネから、2度のブレークで一気に5ゲームを奪って4強入りを決めた。
「良い試合ができた。
準決勝の相手は、直接対決で1勝2敗としている第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同5位)となるが、今年は2度の対戦でいずれも敗戦。「ランキングが証明しているようにサーブ、リターン、ラリーとどれもそつなくこなす」とフリッツを評し、「ポイントの序盤の部分をもっと強化する必要がある。サーブ、リターン、最初の数ショットで相手の強みをどう攻略するか」と勝つためのカギだとした。