東京都豊島区の西武池袋本店7階催事場で、あす2023年8月3日から14日まで「池袋・豊島・西武沿線 レトロ百貨展」が開催される。
池袋や豊島区の歴史を複数のジャンルに分けて案内し、街の変化の歴史・時代性を追体験できるようにした。
レトログルメ・グッズエリアでは、「クリームソーダにナポリタン」といった昭和後期のグルメを用意したほか、ゲームやアニメ、ファッションなど文化・生活に注目したユーズド品・リバイバル品の展示・販売を行う。会期中の8月13日には「謎の店」プロデュースによる80年代のゲームカルチャーをテーマにしたイベントも行われ、ゲーム大会や秒間16連射で知られる高橋名人のサイン会なども予定されている。
鉄道ファンにおすすめしたいのが昭和30年代後半~40年代前半の池袋駅周辺を再現したジオラマだ。昨2022年10月から数ヶ月にわたり豊島区立郷土資料館で開催された「豊島大博覧会」から資料を借用し、池袋駅を中心に再編集したという。
廃止されて久しい都電やトロリーバスなどが行きかう東口、木造建築と鉄筋コンクリート造の対比が目を引く西口など、懐かしいありし日の姿が楽しめる。ジオラマ周辺には廃止された都電に関する説明のパネルや、都電の側面版、「さよなら都電廃止記念乗車券」など貴重な資料を揃えた。
西武鉄道や西武バスも貴重な資料を持ち出し、昭和の池袋線・新宿線の車両や各駅を紹介。行先表示版や今回初出となる「西吾野駅」の看板など珍しいものが閲覧できるため、西武ファンには特におすすめできる展覧会となっている。


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