コラム【本州湾岸を反時計に一周】035　IRいしかわ鉄道③　2024年8月27日

※2024年8月27日撮影

トップ画像、東金沢駅を出ると上り線はまた高架に上ります。森本駅から東金沢駅間も下り線は地上でしたが、上り線は高架を上り下りしました。

航空写真を見ても、IRいしかわ鉄道の上り線が高架線で何を越えているのか、よく分かりません。しかしIRいしかわ鉄道に継承される以前にJR西日本が敷いた線路です。JR西日本が無駄なコトをする理由はありませんから、筆者には分からない理由があるのでしょう。

しかし何故、下り線は地上で良いのかも、分かりません。今度は下り線に乗って確かめたいと考えています。

右下にたくさん線路が見えます。その中に下り線があると思われます。

ようやく下り始めました。

金沢駅の予告票。右下に512系交直電車2両編成が下り方面に向かっています。七尾線に向かっているのでしょうか。

地上に下りてきました。

流石に金沢は大きな駅です。複雑にポイントが配列されています。

シーサス･クロッシングに進みます。ちょっとドキドキします。

島式ホームの5番線に入ります。

何度も来ている駅です。16時13分に到着しました。

むかいの5番線に16時15分発のIRいしかわ鉄道福井行が停まっていたので、乗り換えました。2分しかありませんが、大丈夫です。

北陸新幹線が金沢まで開業した2015年に倶利伽羅駅～金沢駅は、IRいしかわ鉄道に移管されました。

この先、金沢駅～大聖寺駅間は、2024年3月に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業したことでJR西日本からIRいしかわ鉄道の経営になりました。

すぐに福井行は発車しました。

あちゃ～、また前面のガラスに虫の汚れがたくさん付いています。もちろん撮影を続行します。

北陸新幹線の高架線の海側を進みます。

西金沢駅の予告票。

金沢駅から3.7kmでした。島式ホームに到着します。逆光なので前面ウィンドーの汚れが目立っています。

何故なのか記憶していないのですが、駅名標やホームを撮影していませんでした。

筆者は、1963年（昭和38年）から1977年（昭和52年）まで京王井の頭線の久我山駅近くに実家がありました。それで懐かしい京王3000系電車が使われている北陸鉄道に何度か撮影に来ています。

福井行が動き出しました。

北陸新幹線の高架線の海側を走っています。野々市駅の予告票。

国道8号線の跨線橋をくぐると野々市駅です。

西金沢駅からは、2.4km。相対式ホーム2面2線の駅です。北陸本線時代の長いホームではありません。端から端まで現役のホーム。

駅名標。

野々市駅は、1960年代後半に開業した比較的新しい駅です。

駅を出ると少しずつ田園風景が広がってきました。しかし、逆光で前面ウィンドウの汚れが目立っています。西日を受けながら前面展望を撮影するのは、たぶん汚れにピントが合ってしまうので無理です。

中央の貫通扉の窓、狭い範囲ですが望遠レンズで狙うしかない様です。

この後、福井駅まで概ね逆光が続きました。その上に極めて狭い範囲からの撮影です。前面展望はあまり上手く写せていません。御宥恕ください。

（文･写真）　住田至朗

※IRいしかわ鉄道の許可をいただいて撮影しています。

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全　北陸･信越本線』（天夢人/2023）『国鉄の基礎知識』（創元社/2011）『停留場変遷大事典』（JTB/1998）『JR全駅･全車両基地』（週間朝日百科/60巻）他を参照しています。