京急「鉄道事故訓練」見学イベント久里浜工場で開催、抽選で80...の画像はこちら >>

京急電鉄は、毎年恒例の「鉄道事故総合対応訓練」を2025年10月16日(木)に久里浜工場で実施します。今年で44回目を迎えるこの訓練は、万が一の鉄道事故に備える京急グループの重要な取り組みです。

今回は、「列車が倒木に衝突し脱線、負傷者が発生する」という想定で、警察や消防とも連携した訓練が行われます。京急の利用者や沿線住民などに安全への取り組みをより深く知ってもらうため、抽選で80名様を訓練見学に招待します。利用者に安全への取り組みを公開することで、日頃の安全対策について理解を深めてもらう機会としています。

“倒木による脱線、線路や電気設備も損壊” を想定しての大規模訓練

今年で44回目を迎えるこの訓練は、「列車が倒木に衝突して脱線し、利用者に負傷者が発生、さらに線路や電気設備なども損壊する」という複合的な事故を想定して行われます。訓練には京急グループの職員約200名のほか、警察や消防も参加し、実際の車両を用いた本格的な内容。1982年から続くこの取り組みは、重大事故発生時における併発事故の防止と早期復旧を目指すものです。

京急「鉄道事故訓練」見学イベント久里浜工場で開催、抽選で80名招待!応募は8/25まで、脱線・復旧作業を間近で見学する貴重な機会
昨年の訓練の様子

「訓練では何が行われる?」

訓練の主な内容は以下の通りです。
●乗務員による列車防護などの初動対応
●負傷者の救出、非常脱出ハシゴなどを使った避難誘導
●脱線した車両の復旧作業
●線路や電気設備などの復旧作業

負傷者救助から設備復旧までの一連の流れを公開

京急「鉄道事故訓練」見学イベント久里浜工場で開催、抽選で80名招待!応募は8/25まで、脱線・復旧作業を間近で見学する貴重な機会
昨年の訓練の様子

訓練では、事故発生直後の乗務員による列車防護といった初動対応から、消防と連携した負傷者の救出、非常脱出ハシゴなどを使用した利用者の避難誘導までの一連の流れが公開されます。さらに、脱線した車両を線路に戻す作業や、損傷したまくら木・鉄柱・電車線などの設備を復旧させる作業も見学できます。

鉄道事故総合対応訓練 概要

●訓練の実施日時:2025年10月16日(木)の11時頃~15時30分頃まで、雨天でも決行されます(荒天の場合は中止)
●場所:神奈川県横須賀市舟倉2-4-1 京急電鉄 久里浜工場
※見学者専用の観覧席が設けられます。会場内はバリアフリー化されていません。

「応募方法と注意点」

・募集人数: 80名
・応募期間: 2025年7月30日(水)10:00~8月25日(月)18:00
・応募方法: インターネットからの応募のみ。
・応募URL: https://44sotai2025.webreserve.jp/
・応募対象: 18歳以上
・注意事項: 応募はお一人様1回限りで、1回の応募につき2名まで応募可能です。

鉄道の安全運行の裏側を支える大規模な訓練を実際に見学できる、またとない機会です。京急電鉄の安全への取り組みに関心のある方は、この貴重な機会に、応募してみてはいかがでしょうか。


(画像:京急電鉄)

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