タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の7日発表によると、2025年6月のタイ消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は、前年同月比0.25%減の100.42で、市場予測の0.1%減を下回った。低下は3カ月連続。

前月比では0.02%増。

経済金融メディアのカオフン・トゥラキットによると、エネルギーと生鮮食品の価格が引き続き下落した。鶏卵、生鮮野菜、果物などが大幅に下落。一方、豚肉や加工食品は値上がりした。

変動の激しい生鮮食品とエネルギーを除いた6月のコアCPIは、同1.06%増の101.43。

1~6月の平均CPIは、前年同期比0.37%増。コアCPIは同0.97%増だった。

TPSOのプーンポン局長は7月のCPIについて、引き続き下落傾向だと述べた。第3四半期も第2四半期に近い0.35%減程度の水準で推移し、第4四半期にプラスに転じると予測した。

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